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[リミット]

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

目を覚ましたら、暗い木の棺に閉じ込められていたポール。手元にあったライターを灯し、携帯電話で助けを求めるが・・・。

思ったこと

主人公の男が土中の棺に閉じ込められたまま、焦りと恐怖に観客を巻き込みながら、実際の時間どおりに映画内の時間も進む。
閉所恐怖症気味、息苦しいのが大のニガテの私には向かない映画であった・・・。
特に序盤では暗い画面が続き、ライターの光がパッパッとちらつくから、神経にさわるというか、眠くなる・・・。
まぶしい光の刺激って眠くなるよね・・・(ちょっと疲れてた日だったから余計に)。
このつらさ、映画館で観たならではだ。
家でTVとかDVDとかだったら、この息苦しさは共有できなかったと思うもの。

昔、土葬の地域では、埋葬されてから息を吹き返してしまった人もあったというが、そういう状況に陥った人はこんなんだったのかなぁと想像した。
とてつもなく恐ろしいよね・・・私だったらどうしよう。
携帯電話があったらどこに電話しよう!?
考えてみたら、近年は覚えている番号ってほぼないな・・・。
電話番号案内の番号さえ分からない・・・。
ポールは粗野な印象だし、妻の母と仲が悪いらしくてこんなときでも憎まれ口をたたいているしで、なかなか応援する気持ちになれなかったが、施設にいる母親に電話するところとか、妻と電話がつながったとことかでほろりときた。
しかしアメリカの会社とか政府機関とかの対応はびっくりするほど冷たく、何か裏があるのかと疑ったくらい。
日本だと言葉はもうちょっとオブラートにくるまれると思うけど、動きはもっと鈍そうだな・・・。
こんな状況に追い込んでおきながら「金を用意しろ」と迫る犯人、無茶言うなや・・・と思った。
そして携帯電話を入れておくなら、十分に充電をし、かけるべき電話番号を登録しといて、もっとハードルを下げてくれ。

それにしても登場人物は全編ほぼひとり、セットも棺と土だけという、アイデアと脚本勝負の映画で、きっと制作費はとても少なくて済んだんだろうなぁ。
物語の舞台としては最も狭い棺の中オンリーで95分という時間を持たせた、撮影の工夫とライアン・レイノルズの演技はなかなかのものだったと思う。
でもちょっと『ソウ』を彷彿させて「またこんなんか」感があるし、衝撃度ではあちらのほうが上だったよねぇ。

[リミット]
Buried

(2009年 スペイン)
監督/ロドリゴ・コルテス
出演/ライアン・レイノルズ(ポール・コンロイ)   
公式サイト

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