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冷たい雨に撃て、約束の銃弾を

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

マカオで家族4人が何物かに襲われた。かろうじて生き残ったアイリーンを訪ねて、フランスから父コステロがやってくる。夫と息子ふたりを失ったアイリーンのためにコステロは復讐を誓い、現地の殺し屋クワイ、チュウ、フェイロクの3人を雇う。

思ったこと

主人公はフランス人か〜。
かなりの部分をつたない英語で会話しているのが残念・・・どうしても内容が単純になるし、広東語がもっと聞きたいのに。
それにラスボスがなんだか小物だから、終盤でちょっと退屈してしまった。
とはいえ、やっぱりかっこいいシーンが満載!

ホテルの部屋のチェーンを外し、チュウが振り返り、ぐるりと回り込むカメラワーク。
コステロと3人が対峙するホテルの廊下。
そして地下道での会話。
なんでこんなに緊迫感があってかっこいいんだろう〜。
ターゲットを見つけ、夜の森での銃撃戦に至るまでの抜き差しならない空気にもどきどきした。
私的にはここがクライマックスだったな〜。
「家族が見ているから」というセリフにしびれる。
敵の3人は極めてフツーっぽい男たちなんだけど、その立ち姿、その眼差しが、なんだかかっこよく見える。
コステロ、クワイ、チュウ、フェイロクの4人が並んで立っているだけでもかっこよく見える。
役者それぞれの素材のおかげというわけでもないのに、いったいどういう仕組み? これが監督の手腕ってやつ?

一方で、思わず吹き出してしまうユーモラスさもあり、そのバランスが絶妙。
4人が銃弾で自転車を走らせるとことか、大きいサイコロ状のゴミをごろごろと運動会?みたいなとことか、ほんと、独創的だよね〜。
私もああいう状況に陥ったらくわえ煙草で余裕な顔して臨みたい・・・すごい胆力いりそうだけど。

食事シーンも見逃せない。
コステロの作ったパスタはとってもおいしそうだった〜!
夜の森でのバーベキュー、ビーチでの粗末かもしれないけど愛情に満ちたご飯、どちらもその場に参加したい感じ。
オープンエアでの食事は、普通より倍くらいおいしそうに見える!
私だったらとりあえず食べてから次のことを考えるけど〜。

それにしても、復讐の記憶が失われてしまった場合、どこに向かって行動すればいいのか。
この不思議な設定が、奇妙な味わいを生んでいた。
コステロが祈りを捧げているとき、アイリーンが現れたのにはビックリしたけど!
死んじゃったということ〜? それとも生き霊!?

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
復仇/Vengeance

(2009年 香港/フランス)
監督/ジョニー・トー
出演/ジョニー・アリディ(フランシス・コステロ)
   アンソニー・ウォン(クワイ)
   ラム・カートン(チュウ)
   ラム・シュ(フェイロク)
   サイモン・ヤム(ジョージ・ファン)
   シルヴィー・テステュー(アイリーン・トンプソン)
   ミシェル・イェ(ビッグ・ママ)
   フォン・ツイファン(トニー)
公式サイト

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香港映画」カテゴリの記事

コメント

映画の中の料理ってなんであんなに
おいしそうなのかね。

映画の料理をそっくりに再現して
他のシチュエーションも真似したり
おしゃれにも凝ったりして楽しむ
ホームパーティーとかしてみたい。

よく映画の料理本があるけど
あんまりそそられない。チヒルカはどう?

もっとそっくりに作る方法教えてよ!
って気にさせられる。
ちょっとカフェ風にアレンジしてお茶を濁して
あったりとかさ。
逆に、映画に忠実なビジュアルの出来上がりを
教えてくれる本があったら絶対買うのにな。

でも厄介なのは、個人の想像力によって
イメージが膨らんでるってことだわさ。
映画じゃないけど、ちびくろのバターパンケーキなんて
どんなに薄くパンケーキ焼いても、違うもん。
バターが虎のバターじゃない...。

何の話だ!
ごめんごめん。
とりあえず魔女の宅急便ナイトをやるときは来てね。

投稿: ワカコ | 2010/06/07 18:43

この映画の料理シーンをシチュエーションまで真似したら大変なことになりますけど〜(笑)
ジョニー・トー監督の前作『エグザイル/絆』ではヒットマンたちが作って食べる料理があまりにおいしそうで、帰りに中国料理を食べに行ってしまいました。
中国・香港映画の料理にそそられることが多い・・・。

私は映画の料理本はあまり見ないな〜。
やっぱり映画の中って、物語とか撮影の力というのが大きいのではないでしょうか。
『魔女の宅急便』ナイトは楽しみ〜!!

投稿: チヒルカ | 2010/06/08 22:34

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