« 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を | トップページ | 宇宙戦争 »

(500)日のサマー

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

トムが働くグリーティングカードの会社に、新しく入ってきたサマー。“運命の恋”を信じるロマンチストなトムはサマーに夢中になる。楽しくデートを重ねるふたりだが、サマーは“運命の恋”なんてありえないという信条の持ち主だった。

思ったこと

この映画の感触って、人によって全然違うのではないかと思うのだが、どういうのが多いんだろう?
1. トムに共感して、やっぱりサマーが好き。
2. トムに共感して、サマーは困った女だな〜と思う。
3. サマーに共感して、やっぱりトムも好き。
4. サマーに共感して、トムは困った男だな〜と思う。

私は4なんだけど・・・。
サマーは最初から「真剣につきあう気はない」って言ってるからね!
ナチュラルにかわいくて、自分を飾ったりごまかしたりしないサマーに、トムはぶんぶんと振り回される。
トムとサマーが出会ってから過ごした日々の、時系列が入り乱れた構成だから、関係の変化がありありと対比できるのがおもしろい。
300日頃(だっけ?)の様子を見ると、もう、これは・・・という感じ。
もしトム側に立っていたらその頑張りを応援できるのかもしれないけど、サマー側に立ってしまうと「ほんと、困るから」としか言えないよね〜。
友達と恋人の距離感って難しい・・・。

つきあい始めた頃のトム、うきうきと世界中がバラ色!という様子がほほえましい。
町行く人皆が祝福してくれているような、すべてが永遠にうまくいくような。
ダンスシーンがとっても楽しい!

サマーの腕にトムが理想の町をスケッチしたり、公園でいけない言葉を叫んだり、すごくお似合いなふたりだったんだけどね〜。
ちょっとエキセントリックなサマーは魅力的だし、それを受け止めるトムもいいやつだ。

サマーの家で開かれたパーティ。
画面が2分割されて、左にトムの願望、右にトムの現実がほとんど同時に映し出されるのもかなりおもしろかった。
自分の願望、こんなふうにあらわにされたらたまんないだろうな〜。

“運命の恋”があるかないか、というのがひとつのテーマみたいになっているんだけど、“運命”って結局それを定義する人間のもの。
運命だと思ったら運命だし、偶然だと思ったら偶然。
人は変わらないかもしれないし、変わるかもしれない。
ボーイがガールにミーツして、それはまぎれもなく運命だった・・・と美しくいかないのが現実なんでしょう。
でも「運命だった!」と思えることだって起こる、それもまた現実だよね。
というわけで、シニカルなような、ハッピーなような、一筋縄でない観後感でした。

(500)日のサマー
(500) Days of Summer

(2009年 アメリカ)
監督/マーク・ウェブ
出演/ジョセフ・ゴードン=レヴィット(トム・ハンセン)
   ズーイー・デシャネル(サマー・フィン)
   ジェフリー・エアンド(マッケンジー)
   マシュー・グレイ・ガブラー(ポール)
   クロエ・グレース・モレッツ(レイチェル・ハンセン)
   クラーク・グレッグ(ヴァンス)
   レイチェル・ボストン(アリソン)
   ミンカ・ケリー(オータム)
公式サイト

|

« 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を | トップページ | 宇宙戦争 »

アメリカ映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/23401/35171256

この記事へのトラックバック一覧です: (500)日のサマー:

« 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を | トップページ | 宇宙戦争 »