« シャッター アイランド | トップページ | 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を »

武士道シックスティーン

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

剣道道場の娘・磯山香織は剣道一筋に生きてきた中学チャンピオンだが、たった一度だけ負けた相手、早苗のことを追い求めて東松学園高等部に編入してきた。しかし剣道部で出会った早苗は、楽しく剣道をやりたいだけで全然強くない。磯山は苛立ち、早苗の本気を引き出そうと自主稽古を強要するが・・・。

思ったこと

キャラクター、ストーリーともにマンガチックだな〜(私、マンガはかなり好きなほうなんだけど、マンガチックというとなぜか悪口めいてしまう・・・)。
磯山香織はいかにも精神的に未熟な剣道エリート。
“現代の武蔵”とか言われるが、いつも苛々と怒鳴ったり自分の感情にとらわれていたりするので、あんまり武蔵っぽくも武士っぽくもない。
“現代の武蔵”の野望が「インターハイ優勝!」というのはちょっと笑えた。
早苗に連れていかれたケーキバイキングで「ここでは全部食べるのが義務」と言われ、「そうか、義務なら仕方がない」といそいそとかぶりつくのはかわいいです。
あとサンダル履いたガニ股も。
この子が精神的に成長していくストーリーなんだなというのは容易に予想がついたが、それがうまく描かれていたかというと・・・う〜ん・・・なんか私にはよくわかりませんでした。
プールサイドでの喧嘩、なんでああいうことになっちゃったんだろう?

剣道部の先生・小柴は「折れる心はないのか」とか言ってウザイ。
折れたらいいってもんでもないじゃん!
そもそも私、この「心が折れる」という言い方があんまり好きじゃない。
流行語だよね? なんか安っぽく聞こえるんだけど〜。
強いからって傲岸な態度をとる磯山を放置、部活に来なくなった磯山を「折れてこそ心」と放置、って教育者としてどうかと思いますけど〜。

それにしても北乃きいちゃんはめちゃくちゃかわいいな!!
キラキラしとる〜♡
頭にてぬぐいを巻く仕草がいい! いいよ!!
小箱にこっそり入れてしまっておきたい、大切にするから・・・。
「あらご挨拶」というセリフには笑っちゃったけど。
いったいいつの時代の女子高生〜!?
でも、もしかして一周回って今の女子高生は「やっべ、いってぇ〜」などと同時にこういう言葉も使うのだろうか。

剣道シーンも興味深かった(特に練習風景)。
「ぃやーーー!!」という女の子たちの黄色い掛け声が飛び交うのは、私にはちょっと耳障りだったんだけど、趣味の方にはたまらないかも。(どうなんですかね?)
でも防具なしってアリなの? すごく危なくない?

売店で原作本をパラ見してみたら、なんだか、こっちのほうが面白そう・・・。
そのうち読んでみるかもしれません。

武士道シックスティーン
(2010年 日本)
監督/古厩智之
原作/誉田哲也
出演/北乃きい(西荻早苗)
   成海璃子(磯山香織)
   古村比呂(早苗の母)
   板尾創路(早苗の父)
   波瑠(早苗の姉)
   石黒英雄(香織の兄)
   小木茂光(香織の父)
   堀部圭亮(小柴)
   高木古都(村浜)
   賀来賢人(岡)
公式サイト

|

« シャッター アイランド | トップページ | 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を »

日本映画」カテゴリの記事

コメント

なんじゃこら!全然しらねえ~~この映画。
初めてコメントしようと思ったら
またマニアックな回にぶつかってしまいましたよ...

古厩智之!ロボコンの人ですね。
じゃああんなノリか。
チヒルカのコメントで映像を勝手に肉付けして
見た気になりましょう。

いやいや、うそです。
コメントを読んだら見たくなりましたよ。
バイキングのシーンがとくに。

古厩監督って
「この窓は君のもの」っていう映画撮っています。
そして「この窓は君のもの」はもうすごくすごく秀逸!
青春のあまずっぱさが存分に堪能できます。

しかも、「ロボコン」みたいな売れっ子は全然出ていない。
「運命じゃない人」ばりの低予算な雰囲気です。
そういう映画のほうが表現できるものってあると思う。
きっとチヒルカは気に入るでしょう。

是非是非だまされたと思って見てみては
いかがでしょうか?
もしかしてもう見たことあったらご免!
(武士の「しからばご免!」風)

投稿: ワカコ | 2010/06/01 14:51

ワカちゃん、こんにちは!!
初コメントありがとう~!!!

すんごいくだけてるじゃん~。
「敬語を使いました」ってフェイク? 笑っちゃった。

『ロボコン』は気になっていたけど未見、『この窓は君のもの』は知りませんでした~。
ぜひチェックしてみます。

この映画がおすすめかどうかは・・・きいちゃん目当てに観るのも良さそうですが、そのうちきっとTVでやりそうなので、そのときでもいいかもね。

投稿: チヒルカ | 2010/06/01 17:16

フェイク?いやいや真剣です。

ロボコン、気になっているなら見る価値はある。
とおもいます。

ただチヒルカ、剣道描写に思うところがありそうですが
ロボコンも、本当にロボコンに青春賭けている学生たちが
見たら、全然納得いかなそうな...

人間そのものの描き方は楽しかったです。そこがおすすめ!

古厩監督の作品って、本当は人間関係を
生き生き描くきたいだけなのでは...と思うのですが
いかがでしょうか。だって複数の人間を全部生き生き
描くのはすごく上手な気がするよ。
だけどそれじゃ間が持たないからロボコンとか剣道
とかの要素を絡ませてるんじゃないの。

まず剣道ありき、ロボコンありきじゃないから
漫画風な運びになっちゃうのでは。

やー、一般消費者は気楽だね、こんなこと言っちゃって。
監督の苦労も知らないでさ...

投稿: ワカコ | 2010/06/03 12:05

ワカちゃん、こんにちは!

そうね〜、それが、人間関係の描き方がちょっと惜しい!って感じだったのよね〜。
『ロボコン』観たいけど、私、家でDVD観るのが苦手なの〜。
またどっかの名画座とかでやらないかな〜。

確かに勝手なことばかり言って作っている人たちには申し訳ないが、誰も観てない、誰も何も言わないよりはいいんじゃないの〜。

投稿: チヒルカ | 2010/06/04 01:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/23401/34986617

この記事へのトラックバック一覧です: 武士道シックスティーン:

« シャッター アイランド | トップページ | 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を »