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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

雑誌「ミレニアム」の発行責任者ミカエルは、実業家ヴェンネルストレムの記事で名誉毀損の有罪判決を受けた。そんな彼に、大企業の前会長ヘンリック・ヴァンゲルは、40年前に失踪した最愛の姪が一族の誰かの手にかかったのではないかと調査を依頼する。ミカエルのことを調べていたハッカー、リスベットも協力することに。

思ったこと

息もつかせぬサスペンスに引き込まれた!
原作は全世界で2100万部も売れたベストセラーだそう。ひょえ〜。
そして原作者は三部作を書き上げ、出版される直前に、心筋梗塞で急死してしまったそう。ふゎあ〜。
スウェーデンって、美しい森と湖の国でしょ〜?
こんなにバイオレントでサディスティックな事件がたくさん起こっているなんて、イメージ狂うわ〜。

孤島に住む金持ちの一族から姿を消した美しい娘という大時代的な舞台設定と、コンピュータで何でも調べてしまうハッカーという現代的なキャラクターとの組み合わせが絶妙でおもしろい。
調査の方法も、新聞社のネガや人んちのアルバムを1枚1枚探したり、企業の帳簿を繰ったりというアナログな部分と、写真をコンピュータに取り込んで今まで見えなかったものを見るというデジタルな部分とが同時進行する。
謎に包まれていた過去の光景が立ち現れてくる様子にぞくぞくする〜!!
欲を言えば、金持ち一族の内部の確執とかいやらしさをもっと見たかったが。

黒づくめでピアスだらけのパンクな女リスベットは、全身トゲのようにとんがっているが、決して強くなく、ナイーヴな精神を内に隠している。
ミカエルもだけど、スーパーマン/ウーマンでない人間が、傷つきながら(傷つき方がひどすぎだけど・・・)渾身の力で自分を貫いていくから胸を打つ。
後見人ピュルマンは目をそむけたくなるくらい最低最悪の男! 死んでしまえ〜〜!!
と憎々しく思っていたが、リスベットの報復の苛烈さに呆然・・・。
ただ殺されるよりつらいかもね・・・。

ところで、あんまりというか全然関係ないけど、クリスマスの準備をしているシーンで窓辺に置かれていた、クローブの柄をいっぱい突き刺したオレンジ。
これ、スウェーデン出身のテキスタイルデザイナー、ロッタ・ヤンスドッターのエッセイにも出てきた〜!
とてもいい匂いが想像できるから、今度私もやってみたいな〜。

エンドクレジットが終わって、さぁ〜帰るか〜と席を立とうとしたとき、「特報」の文字で座り直す。
続編『ミレニアム 火と戯れる女』の予告編だった。
リスベットに危機が! おもしろそう〜! COMING SOONだって!!
そういえばリスベットの過去とかちゃんと明かされなかったもんね・・・気になるね・・・。
最後に宣伝を入れられるのは余韻をぶった切られるのであまり好きではないのだけど、これは素直に楽しみだ。
でもタイトルがちょっと安っぽくて損してると思うんだけど・・・なかなかにハードで重厚な作りの映画なのに、もったいない。

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
Man Som Hatar Kvinnor/The Girl with the Dragon Tatoo

(2009年 スウェーデン)
監督/ニールス・アルデン・オプレヴ
原作/スティーグ・ラーソン
出演/マイケル・ニクヴィスト(ミカエル・ブルムクヴィスト)
   ノオミ・ラパス(リスベット・サランデル)
   スヴェン=ベルティル・タウベ(ヘンリック・ヴァンゲル)
   エヴァ・フレーリング(ハリエット・ヴァンゲル)
   ペーター・ハーバー(マルティン・ヴァンゲル)
   マーリカ・ラーゲルクランツ(セシリア・ヴァンゲル)
   イングヴァル・ヒルドヴァル(フルーデ弁護士)
   ビヨルン・グラナート(モレル警部)
   レナ・エンドレ(エリカ・ベルジュ)
   ステファン・サウク(ヴェンネルストレム)
   ペーター・アンデ(ビュルマン)
公式サイト

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