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それでも恋するバルセロナ

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

親友同士のヴィッキーとクリスティーナは夏を過ごすためにバルセロナにやってきた。画廊でのパーティで出会ったフアン・アントニオに惹かれ、一緒に暮らし始めたクリスティーナ。そこに元妻のマリア・エレーナが現れて・・・。

思ったこと

おもしろ~い!!
軽快な「バルセロナ~♪」というテーマ曲にのって、テンポよくストーリーに引き込まれていく。
ウディ・アレンも、自分は出演しなくていいから、こういう感じのどたばたラブコメばかり作ってればいいのに。
ちょっとシニカルなナレーションが効いている。
サグラダ・ファミリアやグエル公園などのガウディ建築がしょっちゅう出てくるし、バルセロナの観光映画っぽくもあるよね。
スペインの陽光に誘われる〜。

私はクリスティーナと全然似ていないけど、「自分が望まないものはよくわかっている、でも望んでいるものがわからない」ために、いつまでも自分探しをしている・・・というところにすごく共感!
ヴィッキーの婚約者ダグには「幸せになれないタイプ」と言われ、マリア・エレーナには「何にも満足できない」「慢性的な欲求不満」とののしられる。
芸術や創造的なものへの憧れは強いのに、ひとつのことに一心に打ち込むこともできず、自分はこの程度かと見定めることもできず、これじゃないこれじゃない・・・とさまよって生きていく・・・。
なまじちょこっと才能や魅力を持ち合わせたりもするからますます惑う。
そんで「やっぱ違った」と捨てるときはあっさり。
安住はできないけど、退屈はしない、それなりに楽しい人生が送れそうかもね〜、深く悩まなければ。

対照的にお堅いヴィッキーが、わりと簡単に雰囲気にのせられるのも、ありそうな感じ。
理想的な相手だと信じていたダグが色あせてしまいつつも、端からは何の問題もなさそうに見える人生を歩むんでしょうね・・・ジュディのように。
主役のひとりなのに、ポスターに出ていなくてかわいそう〜。

そしてペネロペ、サイコーね!
ほとばしる才気と手のつけられない激情。
不機嫌そうな顔で登場するだけで、場の空気をさらう存在感。
スカーレット・ヨハンソンも旬の魅力を発散していると思うけど、ペネロペの前に出るとなんだか小娘感が漂ってしまう。
身近にいたらすごく困らされそうだけど、魅力的なんだろうなぁ〜。
「フアンとマリア・エレーナを観察していたクリスティーナは、人の心って謎だと思った」という冷静なナレーションが笑えたが、これこそがこの映画のテーマかも。

それにしても、美女3人がとりこになる色男がハビエル・バルデムだというのも可笑しい。
この男、調子よすぎ〜。

それでも恋するバルセロナ
Vicky Cristina Barcelona

(2008年 アメリカ/スペイン)
監督・脚本/ウディ・アレン
出演/スカーレット・ヨハンソン(クリスティーナ)
   レベッカ・ホール(ヴィッキー)
   ペネロペ・クルス(マリア・エレーナ)
   ハビエル・バルデム(フアン・アントニオ)
   パトリシア・クラークソン(ジュディ)
   ケヴィン・ダン(マーク)
   クリス・メッシーナ(ダグ)
公式サイト

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