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重力ピエロ

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

仙台市内で連続放火事件が起こっている。遺伝子を研究している大学院生の兄・泉水と、町のグラフィティアートを消す仕事をしている弟・春の兄弟は、放火事件とグラフィティアート、遺伝子記号との関係に気づいて調べ始める・・・。

思ったこと

『ホノカアボーイ』に続けて見た岡田将生くんは、役柄どおりクールでかっこいい男の子になっていた〜。
才気走ったセリフがちょっと板についていないような感じはあるけれど・・・。
お兄ちゃん・加瀬亮も相変わらずいい味出してるし、この二人を見ているだけでけっこう楽しい時間が過ぎる。
お父さん・小日向文世も魅力的。
いい感じの家族だね〜と思う。
おうちも素敵だし。
しかしね〜、ストーリーがどうも釈然としないんだよね〜。

ずっと前に原作を読んだときにも感じたことだけど、こういう結末ってアリなの〜?
葛城を徹底的にイヤな奴として描くことで、観ているものを迷いなしに兄弟側に立たせる。
春の魅力を、兄弟の絆を、家族愛をこれでもかと描くことで、彼らの行動を肯定させる。
「遺伝子か、環境か」という問いに「遺伝子も、環境も!」と答えたくなったのと同様に、何だってはっきりどっちかだけってことはないだろう〜。
だいたい本当の悪人が、あんな不用意にベラベラと自分の考えを喋るかと思うし、呼ばれてのこのこ現れるかと思うし、なんで逃げないのかと思う。
原作者の伊坂幸太郎は今をときめく人気作家だが、倫理観にちょっと違和感を感じてしまうところ、道具立てやセリフ回しがちょっとすかしているところが、私には合わないわ〜。

でも、考えてみたら、私は仇討ちストーリーってけっこう好きなはずなんだよね・・・。
なんでこんな反発を感じてしまうかというと、その行動がというより、自分たちを善だと信じて疑わない感じのせいかなぁ。
春はいったいこの後、どんな人生を歩むんでしょうかね・・・。
なんかろくなもんじゃなさそうという気がしてならない。

挙動不審な夏子さんはおもしろかった!
さらに、高校時代の写真に写っていた子、サイコーね!

重力ピエロ
(2009年 日本)
監督/森淳一
原作/伊坂幸太郎
出演/加瀬亮(奥野泉水)
   岡田将生(奥野春)
   小日向文世(奥野正志)
   鈴木京香(奥野梨江子)
   吉高由里子(夏子)
   岡田義徳(山内)
   渡部篤郎(葛城由紀夫)
公式サイト

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