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雲南の少女 ルオマの初恋

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

中国雲南州の山間部に暮らすハニ族の少女、17才のルオマ。町で焼きトウモロコシを売っているときに、写真館を営む青年アミンと出会う。アミンに誘われて、外国人観光客の記念写真に一緒に写ってお金をもらう仕事をするルオマ。だんだんとアミンに惹かれてゆくが、都会に住むアミンの恋人リリが現れた。

思ったこと

Ruoma01みずみずしい緑の山間に棚田が折り重なり、眼下に雲が漂う様はまるでファンタジー世界のよう。
今この時にも、こんな美しい村が実在するなんて・・・。
水牛を引くお爺さん、仔牛に着せてやる服、あぜ道を行くルオマ、すがすがしい山の空気。
ああ〜心洗われる〜。
ルオマがアミンに借りたカセットプレーヤーからエンヤの楽曲が流れると、この世のものとは思われないほど幻想的だ。
ところで、棚田の風景は懐かしい何かを思い出させる・・・なんだっけ?と考えたところ、等高線で切った厚紙を積み重ねて貼る地図の模型だった。
小学生のとき、あれ作るの、けっこう好きだったな〜。

タイトルに“ルオマの初恋”とあるから、この純朴でかわいらしいルオマの初恋の相手は誰だ?こいつか?それともこいつ?と厳しい目で観ていたのだが・・・うーん、アミン・・・この都会出身の長髪でお金のないアーティストくずれかぁ〜。
あとはもう、ルオマだまされないで、あまりひどく傷つけられないで・・・と一心に祈るような気持ち。
ルオマの初恋が成就しないと決めつけてしまってるようで悪いけど、でも難しいよなぁ・・・。
アミンも悪いやつではなさそうだが、ルオマがあまりにかわいいものだから心配で心配で・・・。

都会帰りのルオシアから聞いた“エレベーター”というものに憧れを募らせているルオマ。
「エレベーターに乗せてやるよ」
!!!
アミンは何気なく約束したのだろうけど、ルオマにとってそのセリフが意味するのは・・・。

ルオマ役のリー・ミンは、今作がデビューとなるハニ族の高校生だそう。
無垢な少女のみずみずしさと透明感は正真正銘の本物だ!
そして、ただ役柄と近いだけの素人ではない証拠に、ルオマとしての気持ちをじんじんと感じさせてくれる。
はにかんでうつむく笑顔・・・現代日本ではもはやお目にかかれない初々しさ!
喜びのあまり叫びながらあぜ道を走る姿は愛しくてたまらない!
そして田んぼで泣く姿・・・。

ハニ族の風習も興味深い。
カラフルな民族衣装はなんといっても美しいし。
「麗しき乙女たちよ、嫁いできておくれ」「たくましい若衆よ、娶っておくれ」と若い男女が歌い交わし、その後は泥かけ祭り!
このとき、好きな相手にはいちばん先に泥玉をぶつけるんだそう・・・。
ルオマ・・・ルオマ・・・必ず幸せになってほしいと祈らずにはいられない(架空の人物だけど)。

雲南の少女 ルオマの初恋
女若瑪的十七歳/When Ruoma Was Seventeen

(2002年 中国)
監督/チアン・チアルイ
出演/リー・ミン(ルオマ)
   ヤン・チーカン(アミン)
   シュー・リンユエン(ルオシア)
   リー・ツイ(ルオマの祖母)

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