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エグザイル/絆

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

中国返還間近のマカオ。母親と赤ちゃんのいるアパートに4人の男たちが訪ねてきた。ブレイズとファットはウーを殺すために、タイとキャットはウーを守るために・・・。ウーが帰宅すると、激しい銃撃戦が始まる。5人はかつての仲間だった。

思ったこと

全編を貫く緊張感。
そして、男たちが一丸となって戦う様にしびれる。
私は本来銃撃戦は好きではないんだけど、3すくみ、6すくみ、無数すくみ(?)の状態から、激しく銃弾が飛びかう空間にドアが舞う! カーテンが舞う! 空き缶が舞う!
多くを語らずともちょっとした動きや視線で仲間の考えを察知して動けるところがカッコイイ。
足手まといはひとりもいない・・・。
やってることはチョー人殺しなんですけどね。
途中で出てくるマカオ軍警察のチュンも、銃の腕前が抜群で、死線をくぐって生き残ったというだけでカッコよく見える・・・。
それから、皆さん40代くらいと推察するが、ときに子供か?というくらいはしゃいでじゃれあったりするところも微笑ましくてイイですな。
互いの腕も性格も知り尽くしている昔からの仲間なんだね。
顔が好みなのはタイ♡
ファットってやっぱデブだからその名前なの?
ただ素朴に不思議に思うのは、黒づくめの男どもが入り乱れる中で、誰を撃つべきで誰を守るべきかよく瞬時に判断できるな〜ということ。
私がこの中にいたらきっと間違えてそう・・・(ゴメンじゃ済まないよな)。

なごやかな音楽が流れるなか強面の男たちが家事をしているシーンは、その意味不明の唐突さに呆然としつつ、ギャップがおもしろくて目が釘付けに。
さっき鋭くナイフを投げたタイが、慣れた手つきで中華鍋をあおっている!
皆で箸をつつき合う大皿料理が妙においしそう・・・(中はよく見えなかったけど)。
料理が上手い男っていうのもポイント高いよ!

ボスのフェイ、股間を撃たれてすごく痛そうなのが笑えるほどおもしろかった。
絶品の痛がり演技だった。

ところで邦題について。
このタイトルだと「エグザイル」=「絆」って意味に見えてまぎらわしくな〜い?
私は「exile」という単語を知っていたはずなのに、片仮名の「エグザイル」からはなんとなく鎖、ザイルを連想させられたのもあってか、ぼんやりと勘違いしていた・・・ということを、オープニングで原題「放逐」というのが出てきたときに気付いた。
「/」が無ければまだマシだったかも。
ちなみに「exile」は「国外追放、流刑、追放人」という意味です。
「絆」という言葉はぴったりだと思うけど、さらにあてどのない、どこにも行き場のない気分が出ていて欲しかったかな〜って。

エグザイル/絆
放逐/Exiled

(2006年 香港/中国)
監督/ジョニー・トー
出演/アンソニー・ウォン(ブレイズ)
   フランシス・ン(タイ)
   ロイ・チョン(キャット)
   ラム・シュ(ファット)
   ニック・チョン(ウー)
   ジョシー・ホー(ジン)
   サイモン・ヤム(フェイ)
   リッチー・レン(チュン)
   ラム・カートン(キョン)
   エレン・チャン(売春婦)
公式サイト

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