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雲南の花嫁

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

幼なじみのアーロンとフォンメイの結婚式が行われた。しかし、イ族のしきたりでは結婚しても3年間は別々に暮らし、その間は結ばれてはならない。アーロンは全国大会を目指す娘龍舞隊の監督となり、フォンメイはアーロン恋しさのあまり、しきたりに反して娘龍舞隊に入ろうとする。

思ったこと

「3年間別々に暮らすこと」って謎のしきたりだな〜と思ったが、婚約時代を3年間過ごすこと、という感覚みたい。
折々に婚家に通って、家事などを覚えてるようだし。
アーロンは、成功したビジネスマンのアーツォンにフォンメイを取られることを心配しているので、そういうトラブルもけっこう起こり得るのかな〜と思われる。

フォンメイがとてつもなくかわいい!
愛くるしい顔立ちながら、しきたりや世間体なんか気にしない、手のつけられないおてんば娘。
3年間は一緒に暮らしてはならないとされてるのに、結婚式の夜にいきなりアーロンのベッドにしのびこんだ“恥知らず”(でもふたりともただ酔いつぶれていただけ)。
汁麺をガツ食う顔はヒロインにあるまじき姿だ。
町までの競走では当然のように1着をとり、得意そうにきゅうりを丸かじりする様が男前(それに対して後方で息があがっていたアーロン・・・)。
木や天井からぶら下がったり、窓から出入りしたり、渾名はきっと“山猿”だね。
隣村の男と半裸(金太郎の前かけみたいな下着姿)で相撲をとっては投げ飛ばすし。
自分の感情に正直で、かつ仲間を思いやる気持ちが強く、はつらつと生命力あふれる魅力が炸裂してる。

アーロンは結婚式ではお酒を飲んでぶっ倒れ、娘龍舞隊の少女たちからはナメられ、ちょっぴり頼りない感じ。
家族に「甲斐性なし」「役立たず」とか言われちゃって、アーツォンにコンプレックスも感じちゃって、しきたりや伝統を守る心配もしなくてはならず、男の子も男の子で大変だな〜と思った。
毅然としようとしても、根がやさしいわフォンメイに参ってるわで、けっきょく言いなりになっちゃう。
ただ、心にいろいろとプレッシャーを抱えているから、フォンメイの真っすぐな気持ちを受けとめきれなかったところがあるんだろうね。
この村でも「近頃の若者はしきたりも守らず、自分勝手で軟弱だ」とか言われてるんだろうな〜。
でもでも屋根の上での舞いはかっこよかったよ!
(中国人ってなんかよく屋根の上に乗ってるよねぇ・・・映画の中だけ?)

ここで描かれる少数民族の生活はまるでユートピアだ。
日常から身につけているイ族の民族衣装は、赤を基調として刺繍がたっぷり施されており、実にきれい。
水と緑いっぱいの農村風景はみずみずしい。
伝統芸能の龍舞も壮観だ。
それから、ケンカも仲直りも即興の歌でやりとりする様がおもしろーい!(でも内容は村じゅうに筒抜け?)

娘龍舞隊の面々もかわいくて良かった。
夜中、チーメイとフォンメイが涙を浮かべながら励まし合うシーンは実に美しい。
都会帰りのイーマーは、フォンメイのライバルキャラとしてもっと活躍してくれるのかと思ったが、凛とした美しさのいいヤツでした。
婚約者を嫌っているアーユイのエピソードも、さりげないけどかわいかったな。

雲南の花嫁
花腰新娘/Huayao Bride in Shangri-La

(2005年 中国)
監督/チアン・チアルイ
出演/チャン・チンチュー(フォンメイ)
   イン・シャオティエン(アーロン)
   ツイ・チュウミン(アーツォン)
   ワン・イーリン(アーユイ)
   ハー・ウェンチャオ(チーメイ)
公式サイト

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