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転々

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

大学8年生の文哉は、借金84万円の返済を3日後までに迫られていた。借金取りの福原がやってきて、吉祥寺から霞ヶ関まで歩いていくのにつきあえば100万円をくれると提案する。かくして男ふたりの奇妙な東京散歩が始まった。

思ったこと

なんだか私も東京の町をふらふらと歩いてみたくなった1本。
男ふたりのとりとめのない無駄話が楽しい。
福原愛一郎のような、飄々としたおじさんキャラ、好きです。

文哉と福原が待ち合わせて散歩がスタートしたのは、吉祥寺にある井の頭公園だ。
「いせや公園店」で焼きとりを買うシーンが。
「見るとすごくおいしそうなんだけど、食べるとそうでもないんだよな」って、いせやの焼き鳥ってまさにそんな感じだよねー!
雰囲気でついつい何度も食べてしまうわけだが。
ちなみに“焼きとり”といってもラインナップの半分以上は豚肉であるのを初めて知ったときはビックリした。

「町の小さな時計屋はどうやって生きていってんだろう?」
私も小学生の頃、いつもそばを通る商店街の時計屋を見ながら、同じこと思ってたー!
地元の小さな町で毎日時計が売れているとはとても思えなかったからね。
もしかして現在はもう潰れてんのかも・・・。
カンフーの達人の時計屋さんは、きっと裏稼業があるに違いない。

ふたりが愛玉子(オーギョーチー)を食べるのは、ずっと前に雑誌で見ていつか行きたいな〜と思っていた谷中の店だ〜。
愛玉子って、一見ゼリーなんだけど、独特のむにゅむにゅした食感なんだよねぇ。
レモン味か・・・食べたい!

ふたりの道程をすべて把握できたわけではないが、吉祥寺から霞ヶ関に向かったにしては、かなりくねくねと迂回している感じがする。
まっすぐ向かいたくなかったのかな・・・。

福原がスナックのママ、麻紀子を訪ねる辺りから雰囲気がちょっと変わる。
とはいっても、べたべたとした情愛が展開されるわけではない。
寄せ集めの疑似家族によってもたらされる温かさ。
“すき焼きにマヨネーズ”で、ちょっとほろりときた。
文哉が天涯孤独だということをやけに強調していると思ったら、このためだったのか。
それにしても、ふふみ、おもしれーなー。
若くかわいい女の子で、変人で、見てるだけで笑えて好ましいというのは、なかなか稀有なキャラクターだ。

スーパーの3人のゆる〜いやりとりもなごむし、小ネタはそれぞれにおもしろいんだけど、全体的にはちょっと散漫な印象でした。
なんかどんでん返しとかあるのかな〜と思っていたんだけど・・・。

転々
(2007年 日本)
監督・脚本/三木聡
出演/オダギリジョー(竹村文哉)
   三浦友和(福原愛一郎)
   小泉今日子(麻紀子)
   吉高由里子(ふふみ)
   岩松了(国松)
   ふせえり(仙台)
   松重豊(友部)
   鷲尾真知子(愛玉子店のおばさん)
   石原良純(愛玉子店の息子)
   岸辺一徳(岸辺一徳)
   広田レオナ(鏑木)
   ブラボー小松(ギターマン)
   平岩紙(尚美)
   風見章子(お婆さん)
   笹野高史(畳屋のオヤジ)
   麻生久美子(三日月しずか)
公式サイト

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