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たみおのしあわせ

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

オクテで女性慣れしていない民男は、子供の頃に母を亡くし、父・伸男とふたり暮らし。何度もお見合いを繰り返してはまとまらなかったが、とうとう美しく清楚な女性、瞳と婚約にこぎつけた。伸男も大喜びするが、一方で民男に隠れてつき合っていた宮地との関係がぎくしゃくしてくる。

思ったこと

世慣れないタイプで気弱なたみおが、素直で優しい女性と出会ったことでだんだんと心を開いていき、父は無骨ながらも温かいまなざしで見守って、まあ軽く笑いあり涙あり、最後にはほんわかとした結婚式を迎えて良かったね良かったね人生って捨てたもんじゃないよね・・・というのが、タイトルとチラシ写真から予想していたストーリー。
ぜ、全然違ってた・・・!
何この奇妙な味わい・・・?
いったい何が起こったの・・・!?
ていうか私、『たみおのけっこん』というタイトルだと勘違いしており、民男がいかにして結婚するかという話だと思っていたので、わりとその他のエピソードが続くのにとまどってしまった。
“しあわせ”と“けっこん”、似たようなものかと思いきや、後から思えばかなり意味違う・・・。

自宅で過ごす民男と信男を俯瞰するアングルが多用され、しかもぐらぐら揺れがちなので、天井から吊られている電灯の視点かな〜、斬新だな、と思っていたら・・・!
こんなヘンな方向に話が進むとは・・・唖然。

オダギリジョーは今をときめくイケメンだが、服装と髪型でダサ男になれるということがよく分かった。
逆に言えば、服装と髪型さえ改善すれば、皆イケメンになれるのかも!(・・・なれません)
猫背気味でちょっと自信なさそうな感じ、だけど自分の殻は固い感じが、あ〜本当にこういう人いるいる!と思わせてウマイね〜。
民男の仕事の予想:食品メーカーの研究開発部。中小企業のシステム担当。地方公務員。

人づきあいが苦手そうな民男の一方で、父・伸男はいろいろと如才なく、モテそうだな〜。
民男と伸男、男ふたりの暮らしは殺風景で愛想なく、会話もぶっきらぼう。
でも、もくもくと家事をする伸男や、帰宅した父を迎えて急須でお茶を淹れる民男の様子から、安定したふたりの暮らしぶりが感じられます。

瞳の髪型は、ぴしっとお椀をかぶったみたいにツヤツヤなめらかで、なんか注目してしまう。
「私、バカなの。自分で分かってるの。ちゃんと紐をひっぱってくれる人が必要なの・・・」と民男にささやく瞳。
引いた!!
それまでも、なんかうさんくさい女だな〜と思ってはいたが・・・。

大竹しのぶはさすがに上手いし、石田えりもちょっとしか出てこないのにやけに印象に残るし、小林薫はヘンだし、忌野清志郎もヘン!
こういう軽妙な日本映画をもっともっと観たいものです。

たみおのしあわせ
(2007年 日本)
監督・脚本/岩松了
出演/オダギリジョー(神崎民男)
   原田芳雄(神崎伸男)
   麻生久美子(瞳)
   小林薫(透)
   大竹しのぶ(宮地雪江)
   富士眞奈美(レイコ)
   石田えり(宗形)
   忌野清志郎(変な男)
   原田貴和子(日傘を差した女性)
公式サイト

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