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僕らのミライへ逆回転

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

1930年代に活躍したジャズピアニスト、ファッツ・ウォーラーの生家だということが誇りのさびれたレンタルビデオショップ。最新のDVD店に経営を圧迫され、老朽化で市からは取り壊しを迫られている。ある日、全身に電磁波を帯びたジェリーのせいで、すべてのビデオの中身が消えてしまった。店員のマイクとジェリーは窮余の策として映画を自作自演したビデオを貸し出すが、これが思わぬ人気を呼び・・・。

思ったこと

このめまぐるしい消費社会において忘れそうになっていた、映画が好きだ!というシンプルな気持ち。
お金儲けとかにはならないけど、とにかく熱中して工夫して、友達と一緒に徹夜してしまう文化祭前夜のような気持ち。
なんだかいろいろ胸に盛り上がってきてキュンキュンきた。
笑いを求めて観に行ったが、意外と泣ける映画だったー。

アルミホイルを全身にまとって図書館に侵入し、苦しまぎれに撮影する「ゴーストバスターズ」は抱腹絶倒!
続いて「ラッシュアワー2」、そして「ライオン・キング」「2001年宇宙の旅」「ロボコップ」「ドライビングMissデイジー」などなど、ハリウッド大作が次々とリメイクされていく様子は、チープな手作り感満載でとにかく楽しすぎ。
私はリメイク対象となった映画をほとんどまともに観たことないんだけど、それでもなんとなくは知っている有名作ばかりで、元ネタをちゃんと知ってたらもっと可笑しかったかもなぁと思うとちょっと残念だ。(十分笑えたけど!)
ジャック・ブラック演じるジェリーは、社会生活にうまくのっていけてない、ちょっとイカレた傍迷惑な友人だが(KEEP JERRY OUT!)、こういったお遊びには威力を発揮する。
アルマというヒロインを得て、さらに町の人々を巻き込み、そのパワーが皆を夢中にさせてしまう。
自分たちで何かを作るのってやっぱりおもしろいんだよねー。
私もその仲間に参加したくなったよ!
実際にこういう映像を作って、内輪ウケだけでなく他の人が観てもおもしろくするには、やっぱり何らかの才能が必要だと思うけど。
だから、ビデオ店に客が列をなしているのは一種のファンタジーだろう。
でもそのファンタジーがなんとも心地よい。

「私たちの歴史なんだもの。私たちで変えればいい」
というファレヴィチさんの強引な言葉には感動した!
地元の人々との心のつながりに心温かくなりながらも、やっぱり皆だんだんとDVDを観るようになるんだろうなぁ、やっぱりフレッチャーさんのビデオ屋は取り壊されてしまうんだろうなぁ、それが時代の変化だから・・・としんみり寂しい気持ちにもなる。
これは過ぎゆくものを惜しむノスタルジー?
それでもそこに確かに大切なものがあったというかけがえのない記憶となって残るのだろう。

原題は、ビデオ店の名前でもある「巻き戻してご返却ください」という意味。
この邦題・・・私は決してキライじゃない、むしろ好き・・・でもせっかくの人情ものなのに、間口を狭くしてしまってるんじゃないかなぁと懸念する。

僕らのミライへ逆回転
Be Kind Rewind

(2008年 アメリカ)
監督・脚本/ミシェル・ゴンドリー
出演/ジャック・ブラック(ジェリー)
   モス・デフ(マイク)
   ダニー・グローバー(フレッチャー)
   ミア・ファロー(ファレヴィチ)
   メロニー・ディアス(アルマ)
   アージェイ・スミス(マニー)
   チャンドラー・パーカー(クレイグ)
   シガニー・ウィーバー(ミス・ローソン)
公式サイト

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