百万円と苦虫女
お気に入り度 ★★☆☆☆
こんな話
フリーターの鈴子は、ひょんなことから前科持ちになってしまう。家に居づらくなったため、「100万円貯まったら、この家を出ていきます!」と宣言。以来、行く先々でアルバイトをしながら、100万円貯まる度に新しい土地へ転々とする放浪が始まった。
思ったこと
蒼井優ちゃんは相変わらずかわいかったー♡
暗いっぽい女の子の役が似合うよね。
優ちゃんがいろんなバイト先で地道に働く姿を見るだけで楽しい。
ぼそっとしたさりげないしゃべり方もいい。
普通にそこらにいそうな等身大のファッションもいい。
すごく痩せてて細いのに、パッと見健康的な印象なのもいい。
でも、優ちゃん本来の魅力だけでもっている映画というか、決してそれ以上を引き出せてはいなかったのが残念です・・・。
とにかく脚本がイマイチ。
「女の子が100万円貯めながら、いろいろな場所でアルバイトするとおもしろいかも!」という思いつきがまずあって、頭の中で作り上げた話って感じ。
虚構なら虚構でその世界に連れてってくれればいいんだけど、そんなパワーも感じられず、「ない」「ないない」「ありえない〜」と文句ばかり言いつつ観るハメに。
海の家のバイトで、ひと夏終わる前に100万円は貯まらないだろ。
特別な技能も何もない女の子が、普通のバイトで転々と暮らしていけるほど、現代日本って牧歌的なんでしたっけ?
格差社会をナメんな!って感じ。
家を借りるとき、保証人の欄に保証能力のない人物の名前を勝手に書いて、それが通用するってのもありえなさすぎ。
引っ越すときには、服からカーテンからトランクひとつに収まってしまうマジックに驚嘆。
布団は毎回買ってたのかな?
それから、弟が「受験はしません。皆と一緒の中学に進む」と決心したのがエライことのように描かれてるようだが、なんで?
イジメからは、ある程度逃げてもいいと思うな〜私は。
ドーナツかじりながら大荷物抱えて階段を登るのは相当苦しいだろうから、立ち止まって食べたほうがいいと思うよ!
桃農家のエピソードはまあまあ楽しめた。
桃園の風景と、いかにもな田舎家と、方言ずっぽりの地元の皆さんのおかげ。
なんといっても桃が美味しそうで食べたくなったし!
電話ごしに「おぉ〜」「うぅ〜」とかうなってる、マイペースな村長が特に気に入った。
農家のおばさんの「やれよー!」にも笑っちゃった。
ピエール瀧の「自分たちで・・・」云々というもっともらしい演説は興醒めでしたが。
桃の産地といえばてっきり山梨なのかと条件反射的に思ってしまったけど、「山梨に勝つ」とか言ってるから違ってた・・・これどこだったの?
「好きです」にはプッと吹き出してしまう。
ネギのシーンにもププッと笑ってしまう。
こんなことだから私はダメなんだろうな・・・いろいろと・・・。
中島くんは同級生とかにいたら好感もてそうな雰囲気ではあるが、普通に小っせぇ男〜としか思えない。
何をどう考えてあの行動だったんでしょうね?
大学の心理学で何を勉強してるんだ!?
この一連の体験を経て、鈴子の人生がどう変わったのかもよく分かんなかった。
百万円と苦虫女
(2008年 日本)
監督・脚本/タナダユキ
出演/蒼井優(佐藤鈴子)
齋藤隆成(佐藤拓也)
矢島健一(鈴子の父)
キムラ緑子(鈴子の母)
平岩紙(リコ)
弓削智久(リコの彼氏)
モロ師岡(刑事)
斎藤歩(海の家の主人)
竹財輝之助(ユウキ)
佐々木すみ江(桃農家の絹さん)
ピエール瀧(桃農家の長男)
石田太郎(村長)
笹野高史(喫茶店のマスター)
森山未來(中島亮平)
公式サイト
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