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いつか眠りにつく前に

お気に入り度 ★★☆☆☆

こんな話

重い病気で床についたアンを、娘ふたり、コニーとニナが見守る。アンのうわごとに何度も出てくるハリスという名前。混濁した意識のなか、アンの心は40年前に戻っていた。親友ライラの結婚式で、メイドの息子で現在は医師をしているハリスと出会ったときに・・・。

思ったこと

どういうことが言いたい映画なのかよく分かんなかった。
アンが見ている夢なのか、ところどころ挿入される幻想的シーンはとってつけたみたい。
そんなに忘れられないほどハリスが好きだったのなら、一緒になれば良かったのに・・・って単純に思っちゃうんだけど。
娘としては複雑だよねぇ。
母の心が過去の恋人にとらわれていて、もし人生を失敗したと後悔しているのだとしたら、自分が生まれてきたことを否定されてるようだもんね。
まあ「人生に失敗はない」んですが。

昔のアンとハリス、どちらもなんだか好きになれない。
ハリスはライラがどんな気持ちで結婚式に臨んでいるか知っていながら、パーティで歌う舞台上のアンに寄り添い、踊ったり歌ったりなんかする。
会ったばかりのアンに好意を持つのは自由ですが、何も見せつけることないじゃない。
バディがアンのことを好きなのは見え見えだったと思うが、アンは気付かないふりをし続け、あまつさえ「自分の人生を生きなさいよ!」と説教をし、「私のことを放っておいて!」とまで怒鳴る。
ええ〜・・・恋愛感情は持てないにしても、仲の良い友人じゃあなかったの?
バディは確かに甘ったれ坊ちゃんぽかったけど、4年間ずっとアンの書いたメモ紙を持ち続けていたなんてけなげじゃーん。
会ったばかりのハリスに好意を持つのは自由ですが、何も見せつけることないと思う。
その後、不幸な出来事が起こって気がひけたということなんだろうが、それまで十分利己的にやってたんだから貫けば良かったんじゃないの。
なんか中途半端なんだよー。

クレア・デインズはすごく痩せていて鋭角的な顔のせいか、眉間に寄せがちなシワが目立って、険しい感じがちょっと怖い。
どうもこの人に好感がもてないのは、『ブロークダウン・パレス』のときの「フィリピンはゴキブリのにおいがする」と言った事件が忘れられないせいと思う。
俳優はイメージが大切よね・・・。

メリル・ストリープが登場したとき、すごく自然に若きライラが年を重ねたように見え、そういう観点でぴったりの若手俳優を探してきたんだなあ・・・と思っていたら、なんとメリル・ストリープの実の娘だった!
美人とはいえないような顔立ちだけど妙にかわいく、泣く演技がうまいな〜と思っていたら娘かぁ〜、ふーむ。
そしてヴァネッサ・レッドグレイヴとナターシャ・リチャードソンも実の母娘。
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』でも樹木希林と内田也哉子が母娘で同一人物を演じてたのがハマってたし、いい手なのかも・・・そう何度も使えないだろうけどね。

いつか眠りにつく前に
Evening

(2007年 アメリカ)
監督/ラホス・コルタイ
出演/ ヴァネッサ・レッドグレイヴ(アン)
   クレア・デインズ(若いときのアン)
   メリル・ストリープ(ライラ)
   メイミー・ガマー(若いときのライラ)
   ナターシャ・リチャードソン(コニー)
   トニ・コレット(ニナ)
   パトリック・ウィルソン(ハリス)
   ヒュー・ダンシー(バディ)
   グレン・クローズ(ウィッテンボーン夫人)
   アイリーン・アトキンス(看護婦)
公式サイト

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