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再会の街で

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

ニューヨークで歯科医として成功し、愛する家族にも恵まれているアラン。ある日街角で、大学時代のルームメイトだったチャーリーを見かけて声をかける。しかしチャーリーは、2001年9月11日に飛行機に乗っていた妻と娘ふたりを失って以来、悲しみから立ち直れず、過去のことを忘れ、自分の殻に閉じこもってしまっていた。

思ったこと

ええーっ、これがアダム・サンドラー!?
お気楽なコメディでしか見たことなかったので、人ってこんなに変わるんだーというのがけっこうショック。
もちろんアダム・サンドラーは役作りなんだけど・・・。

ひどくつらい思いを抱えた人や、心を病んでしまった友達が身近にいたとしたら、自分はどうすればいいのかということを観ながらずっと考えてた。
亡くなってしまった奥さんや娘たちのことに触れると、悲しみのあまり記憶を封印しているチャーリーは怒って怒鳴り散らす。
おかしな行動をとったり急に感情を爆発させてしまうチャーリーとつきあうには忍耐がいる。
でもアパートの管理人さんや会計士シュガーマンのように、チャーリーの好きなようにさせておいてあげて現状維持するのがいいとは思えないし・・・。
かといって、亡くなった奥さんの両親のように、「最後に残った家族なのだから」と思い出を分かち合おうとしたり、しつこく接触しようとしたりするのも、追いつめているだけという感じだし・・・。
じゃあカウンセラーとか専門家に任せてしまえばいいのかというと、それ以外に身近な人間の手助けもなくてはならないと思うし・・・。
たいていの人は自分のことが忙しくて、こういった難しいケースに親身になるのはなかなか難しいよね。
そもそも“そっとしておく”のと“放っておく”のって、どう違うのだろう!?
友達としてどうすればいいかというアラン側と同時に、もし自分がチャーリーのようにどうにもならない状態になったとき、粘り強く手を差し伸べてほしいか、好きにさせといて欲しいかということも考え込んでしまった。
まー結局は、ケース・バイ・ケースとしか言えないとは思いますが。
アランが友達を思う真心が効を奏したとかいう単純な話でなく(もちろんそれもあるけど)、アラン自身の鬱屈した状況や、しばらく会っていなかった旧友という距離感、うまく波長が合ったなどという条件がうまくからみ合っての結果なのでしょう。

それにしても、トラブルメーカーとして登場したドナ・リマーが、こんな後々まで関わってくるとは思ってなかったよ。
イカレ女にはイカレ女の居場所があるってことか・・・確かに美人だし。
アランの奥さんも魅力的。
リヴ・タイラーはやさし〜いお嬢さんぽい精神科医の役。
どうも私、この人の良さはよく分かんないんだよなー。

再会の街で
Reign Over Me

(2007年 アメリカ)
監督・脚本・出演/マイク・バインダー(シュガーマン)
出演/アダム・サンドラー(チャーリー・ファインマン)
   ドン・チードル(アラン・ジョンソン)
   ジェイダ・ピンケット=スミス(ジャニーン・ジョンソン)
   リヴ・タイラー(アンジェラ)
   サフロン・バロウズ(ドナ・リマー)
   ドナルド・サザーランド(レインズ判事)
公式サイト

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