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クワイエットルームにようこそ

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

フリーライターの明日香があるとき目覚めると、見知らぬ白い部屋で身体を拘束されていた。そこはクワイエットルームと呼ばれる、精神病院の女子閉鎖病棟の隔離部屋だった。睡眠薬を多量摂取して2日間も昏睡状態だったとか、自殺の疑いがあると言われても、明日香には何かの間違いだとしか思えない。しかし、エキセントリックな入院患者たちと触れ合ううちに、明日香の中で何かが変わり始める・・・。

思ったこと

かつての美少女アイドルというイメージしかなかった内田有紀が、ぼさぼさ頭と汚れた顔でうろうろし、精神的に追いつめられるとじんましんが広がり(これ、まじで気持ち悪い)、「アホが好き」とバカ騒ぎするキャラクターを演じていて、なかなかの体当たり。
動きが生き生きしててかわいいなー。
やっぱスタイルいいし・・・。
私自身も明日香みたいに「おもしろくなきゃイヤ」なとこがあるけれど、おもしろさばかりを追って生きていけるわけもなくて。
クワイエットルームという場所は、自分が思っているよりうんと身近にあるのかもしれない、という気持ちになった。
それほど特別なことでも異常なことでもなく。

脇を固める俳優陣がまた見ごたえたっぷり。
明日香の同棲相手である鉄雄役、宮藤官九郎が出てくると、なんか泣き笑いを誘う。
尻を出したまま「明日香が死ななくて良かったー!」と号泣する場面とか。
ふたりが住んでいた部屋のごちゃごちゃ感は、なんだか友達ん家みたいな親しみを覚えた。
凍り付くような眼差しの厳しいナース、りょうはこれ以上ないだろう!と思えるくらいのハマリ役。
やさしいナースの平岩紙、ぽわーんとしてユーモラスでかわいくて、お友達になりたい感じ。
編み込みヘアの蒼井優ちゃんは、拒食症というのも納得の、折れそうな身体。
トイレで秘密をささやくシーンはぞくぞくしました!
ブルジョア拒食症の、ぼんやりしたサエちゃん、よしよしってしたくなる。
大竹しのぶは、西野をこのうえなくいやらしく演じていて、さすが!
和服の金原さん、最高ー。
眉がつながったコモノが妻夫木くんだったとは、言われるまで気付かなかったよ。
えっ男!?女!?と惑わせる白井医師は意味不明のおもしろさ。

クワイエットルームにようこそ
(2007年 日本)
監督・脚本/松尾スズキ
出演/内田有紀(佐倉明日香)
   宮藤官九郎(鉄雄)
   蒼井優(ミキ)
   大竹しのぶ(西野)
   妻夫木聡(コモノ)
   りょう(江口)
   平岩紙(山岸)
   中村優子(栗田)
   高橋真唯(サエ)
   馬渕英俚可(チリチリ)
   筒井真理子(金原)
   宍戸美和公(水原)
   塚本晋也(明日香の元夫)
   徳井優(白井医師)
   庵野秀明(松原医師)
   河井克夫(内科医)
公式サイト

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