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ミス・ポター

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

良家の娘でありながら30歳過ぎても独身のビアトリクス・ポターは、出版社に自作の絵を持ち込む。子供の頃から親しんできた動物たちを描いた絵本が出版されると、たちまちベストセラーに。編集者として支えてくれたノーマン・ウォーンとの間に愛情が芽生えるが・・・。

思ったこと

イギリス湖水地方の風景はめっぽうきれいですな〜!
絵のような美しさってこのことだ〜と思った。
この風景を守るのに多大なる貢献をしたのがビアトリクス・ポターだというから、ピーターラビットの生みの親だというだけでも憧れなのに、尊敬の念を禁じ得ません。
古い価値観に「ノー」と言い、大好きな動物や自然の絵を描き続け、自分自身の力で大金持ちになり、またそのお金で美しい自然環境という宝物を後世に残しているなんて、どれほど素敵な人生なんだ!
まあ途中には悲しい出来事もあったわけだが・・・。
それにしてもやっぱり経済力は大事だよね〜。
お金(もしくは自力で稼ぐ能力)がなかったら、自分のやりたいことを貫くことも、大切な物を守ることも難しかっただろう。
もちろんお金がすべてだなんて思ってないけど・・・でもやっぱお金は必要だ! お金持ちになりたい・・・という結論でOKでしょうか?

出版社への持ち込みシーンから始まるわけだが、ビアトリクス・ポターの半生を93分でコンパクトにまとめてあるせいか、人生がすごいとんとん拍子に見える。
あんなに素敵な絵が、すんなりとは出版社に認めてもらえず「たぶん売れないだろう」と言われるなんて、なんだか信じられないけど〜。
でも、有名作家が最初は受け入れられなかったという話は他でも聞くので、作品の良し悪しとか人気が出るかどうかということには絶対的な基準なんてなくって、そのときそのときの匙加減なんだろうなぁ・・・と思わせられる。
もしも、ビアトリクスが数軒の出版社で断られてあきらめたり、担当編集者がやる気のない人だったり、家族の言うことを聞いておとなしく結婚したりしてたら、ピーターラビットが存在しない世界になっていたんだと思うと不思議。
逆に、そのようにして世に出てこない作品や作家も多いんだろうな〜。

ユアン・マクレガーのことは好きなんだけど、今回は役者としてはちょっと見せ場がなかった感じですね〜。
ただのいい人っぽいもん、ノーマン。
何を描いて持っていっても「すばらしい!」ばかり言う編集者だしな〜。

レネー・ゼルウィガーはビアトリクス・ポター役にぴったし、ぴったしすぎてちょっとおもしろみがないかな・・・。
「愛を求めてはいけないの!? お父さま!」のセリフではもらい泣きした。
この親も、本当にビアトリクスのことを考えてのこと、というのが切ないよね。

エミリー・ワトソンは、ちょっとエキセントリックで、年くった永遠の少女的キャラが相変わらずハマってます。
ぴょんぴょん盛大に飛び出ている後れ毛は、型にはまらない生き方を表している?

ミス・ポター
Miss Potter

(2006年 アメリカ)
監督/クリス・ヌーナン
出演/レネー・ゼルウィガー(ビアトリクス・ポター)
   ユアン・マクレガー(ノーマン・ウォーン)
   エミリー・ワトソン(ミリー・ウォーン)
   バーバラ・フリン(ヘレン・ポター)
   ビル・パターソン(ルパート・ポター)
   ロイド・オーウェン(ウィリアム・ヒーリス)
公式サイト

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