« ヘアスプレー | トップページ | ラブソングができるまで »

イタリア的、恋愛マニュアル

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

恋愛のさまざまな過程にある4組のカップルのオムニバス。失業中の若者トンマーゾは一目惚れしたジュリアにアタックするが、なかなか相手にしてもらえない。バルバラとマルコは倦怠期を迎えた夫婦。婦人警官のオルネッラは夫ガブリエーレの浮気を知って怒り心頭。妻が家を出てしまった小児科医ゴッフレードは書店で購入した「恋愛マニュアル」を読んで努力する。

思ったこと

思っていた以上に引き込まれて、観終わったあとには、なんだか前向きな気分になった♡
なんか、イタリア人も考えてることは私たちとそう変わんないのかな〜って。
感情表現はすっごいけどね。

1話目「めぐり逢って」
トンマーゾは頭のネジが1、2本抜けてそうな感じで、明るいバカってかわいいな〜、いやでも空気読んでくれ・・・迷惑極まりない、ウザイ、とはいえ一途な感じがなかなか・・・、バカだけど・・・と、こちらの感情も二転三転させられておもしろい。
いやー無理でしょ、って感じだったのに、めげずに押しまくるのってけっこう有効?
就職活動もうまくいかなくってお金もなくルームメイトにいろいろ借りまくっているくせに、暗くなったり卑屈になったりしないところがいいね。
冷たい言葉できっぱり退けようとするジュリアに向かって、トンマーゾがぬけぬけと「お嬢さん。ファンは大切にしなきゃ」と言うのにウケた。
そっか、ファンは大切にしよう・・・(笑)。

2話目「すれ違って」
倦怠期にあるカップル。
食卓で、マルコが音を立てて食べるのを見て、バルバラの心の声「彼は変わってしまった・・・まるで憑依」というのに、吹き出す。
憑依・・・永久の愛を誓った相手でも、何かに憑依されちゃあ、そりゃ愛を貫くのも難しいよね、うんうん。
そうは言っても関係を修復させようと必死なバルバラに対して、マルコのイヤミあふれるもの言い、相当神経にさわる。
うーん、ここまでの状態から復活って・・・ありえるかな?

3話目「よそ見して」
き、キョーレツな女、オルネッラ・・・。
「エロおやじ!」「豚野郎!」「あんたなんかカビよ!」
なりは小柄だが、触るとヤケドするぜ。
夫の浮気の腹いせに交通違反切符を切りまくって、あからさまに職権乱用だし。
こうまで自分の感情をはっきりと出してものを言うのは日本においては人格的な罪だから(特に女にとって)、見ていてちょっと不安になるな〜。

4話目「棄てられて」
出て行った妻に留守電で「愛してる、愛してる・・・」と告げたら、見知らぬ家への間違い電話だったとか。
久しぶりに会った憧れの同級生の無惨な変わりっぷりとか。
看護婦に誘われて部屋まで行ったところ、夫の突然の帰宅にあたふたとベッドの下へ、窓の外へと逃げるとか。
情けな系の男が翻弄される古典的なコメディって感じだけど、きっちりおもしろい。
そして、求めよ、さらば与えられん。って感じですかね。

息をするように恋愛しているのかと想像していたイタリア人も、「恋愛マニュアル」なんてものを読むんだな。
しかも全然役に立たなそうな・・・(笑)。
誰もが愛の指南を求めていて、しかも完璧なお手本なんてものはどこにも存在しなさそうだ、ということが分かった。

イタリア的、恋愛マニュアル
Manuale D'amore

(2005年 イタリア)
監督/ジョヴァンニ・ヴァロネージ
出演/シルヴィオ・ムッチーノ(トンマーゾ)
   ジャスミン・トリンカ(ジュリア)
   マルゲリータ・ブイ(バルバラ)
   セルジオ・ルビーニ(マルコ)
   ルチャーナ・リッティツェット(オルネッラ)
   ディーノ・アッブレーシャ(ガブリエーレ)
   カルロ・ヴェルドーネ(ゴッフレード)
   アニタ・カプリオーリ(リヴィア)
   フランチェスコ・マンデッリ(ダンテ)
   ロドルフォ・コルサート(アルベルト・マルケーゼ)
   サブリナ・インパッチャトーレ(ルチアーナ)
公式サイト

|

« ヘアスプレー | トップページ | ラブソングができるまで »

イタリア映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/23401/9573689

この記事へのトラックバック一覧です: イタリア的、恋愛マニュアル:

« ヘアスプレー | トップページ | ラブソングができるまで »