« 厨房で逢いましょう | トップページ | 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン »

しゃべれども しゃべれども

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

古典落語を愛する気持ちは人一倍ながらパッとしない若手落語家、今昔亭三つ葉は、ひょんなことから自宅で素人相手に落語を教えることになった。生徒は、不愛想で会話が苦手な若い美人の十河五月、関西から転校してきてクラスになじめない小学5年の村林優、口下手のせいで解説の仕事を失った元プロ野球選手の湯河原太一。初めはあまりやる気の感じられない3人だったが、だんだんと打ち解け上達していく。

思ったこと

うーん・・・落語が柱の映画なんだけど、その落語がおもしろく感じられなかったのは致命的だと思うんだよね・・・。
私は落語をほとんど聞いたことないけど、おもしろそうだから一度寄席に行ってみたいな〜くらいには思っていたのに、観終わったあとまったく気持ちが盛り上がらなかった。
「まんじゅうこわい」は初めて知った子供の頃にすごくおもしろいと思った覚えがあるけど、そのわくわく感は戻ってこなかったし、「火焔太鼓」はぶつ切りですじがつかめず、「半鐘? いけないよ、おじゃんになるから」というサゲも現代人にはピンとこないと思うの(少なくとも私は分からなかった・・・)。
私、向いてないのかな〜、落語に・・・。

登場人物にあまり感情移入できなかったのも大きい。
三つ葉は不機嫌で居丈高という印象で、なんでこいつに話し方を習おうと思うのか、共感できない。
脱皮できない自分の焦燥感でいっぱいいっぱいじゃない? この男。
「誰からも好かれる」と十河五月に言われるシーンがあるが、どこがー??

五月は、「不器用な人間がうまく人づきあいできるようになりたくて頑張っている人」ではなくて、「不器用な人間を演じようとしてわざとぶすっとしている人」でしかなかった。
私自身、普通にしているつもりなのに「怒ってる?」「ふくれないで」と幼稚園の頃から言われ続けてきたムクレ顔の人間。
そんな私から見たら、五月は全然努力しているように思えないよ。
苦しさが伝わってこないっつーか。
自分を変えたいと本気で気に病んでいたら、あんなふてぶてしい態度はありえません。
最後に見せる笑顔、映画としては効果的なつもりかもしんないけど、あんな風に微笑むことができるなら、もっと他のときにもできるはずだー!

ハッピーなエンドではあるが、長続きしそうにない気がするなー、この二人。
すぐケンカになるんじゃない?

そんななか、村林少年役の森永悠希くんはかわいくておもしろい!
映画全編のなかで、私が吹き出して笑っちゃったのって、全部悠希くんの場面。

三つ葉が住んでいる下町の家はいいね。
あんな家に、お茶の先生をしてる祖母付きで住みたいです。
あと、何かというと乗っている隅田川の遊覧船もいい雰囲気。

しゃべれども しゃべれども
(2007年 日本)
監督/平山秀幸
原作/佐藤多佳子
出演/国分太一(今昔亭三つ葉)
   香里奈(十河五月)
   森永悠希(村林優)
   松重豊(湯河原太一)
   八千草薫(外山春子)
   伊東四朗(今昔亭小三文)
   占部房子(実川郁子)
公式サイト

|

« 厨房で逢いましょう | トップページ | 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン »

日本映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/23401/8617697

この記事へのトラックバック一覧です: しゃべれども しゃべれども:

« 厨房で逢いましょう | トップページ | 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン »