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北京ヴァイオリン

お気に入り度 ★★☆☆☆

こんな話

母の形見のヴァイオリンを弾きこなす13歳のチュンと、男手ひとつで愛情いっぱいに育てる父リウ。ふたりはコンクールに出場するため北京へと行く。結果は5位で音楽院に入学することはできなかったが、チアン先生に頼み込んでヴァイオリンの個人レッスンを受けることに。

思ったこと

私はヴァイオリンの音色が好きで、自由自在に弾けるようになりたいな〜という憧れがあって、ヴァイオリンをめいっぱい楽しむぞ〜と思って観始めた。
そういう映画ではなかった・・・。
音楽ものじゃないとしたら、親子もの? 少年の淡い初恋もの? なんか全体的に中途半端だな〜という感じ。
冒頭、運河沿いの中国の田舎町でお産の景気づけに1曲頼む!と言われて弾くところ、親子ふたり大荷物を抱えて北京のコンクールに向かうところなんかは、けっこうワクワクしたんだけどな・・・。
なんか結局チュンにとってヴァイオリンはそれほど大事なものではなかったんかな・・・。

やさぐれた感じのチアン先生は魅力的だ。
ほこりの積もった乱雑な部屋、たくさんの猫たち、もの悲しい過去の出来事が、この哀愁に満ちたキャラクターを彩る。
レッスンを始めるにあたって、チアン先生がチュンに言う。
「まず一生懸命やること。そして楽しさを感じながら弾くこと。お母さんのために弾くなんていうのはお断りだ」
おおー納得! 頼りになりそう!
しかしな・・・その後のレッスン・・・教師としてはどうなのか?
この人、本当に音楽院の先生なの?
人としては好きになれても、ヴァイオリンで身を立てていきたい者にとってはなー・・・。
最後のレッスン風景はオレンジ色の陽光があふれて実に美しいが、これをもっと早くやってくれてれば良かったのにぃ。

父リウは、とにかくすべてチュンのためになることを考えて、なりふり構わず行動し、親バカも極まれりといった感じだが、実は秘密を隠していた・・・。
カッコ悪いけど愛すべきお父さん像ではある。
しかし、ラストの展開がどうにも理解できない。
これって感動するところなのか?
なんで国際コンクールという晴れ舞台の最中にリウが出発しなきゃいけないか分かんないし、それをチュンが投げ出したならむしろがっかりしたり怒ったりするのでは?
ユイ教授を悪者風に仕立ててるのに違和感が。
チアン先生が見送りに来ているのも謎だし。
ライバルの少女リンのセリフ「自分がどれほど音楽を愛しているか分かった」も、唐突で意味不明で印象に残りました。

北京ヴァイオリン
和イ尓在一起/Together

(2002年 中国)
監督・出演/チェン・カイコー(ユイ教授)
出演/タン・ユン(チュン)
   リウ・ペイチー(リウ)
   ワン・チーウェン(チアン先生)
   チェン・ホン(リリ)
   キム・ヘリ(ユイ夫人)
   チャン・チン(リン)
   チェン・チアン(チョン)
   リー・チュアンユン(タン・ロン)

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