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花とアリス

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

いつも一緒にいる親友同士の花とアリス。電車で見かけた宮本雅志を好きになった花は、高校では彼のいる落語研究会に入部した。ある日、シャッターに頭を激突した宮本にかけよった花は、「先輩は記憶喪失です!」と、自分が今カノだという嘘を信じ込ませる。アリスは花に協力して、宮本の元カノ役を演じるが・・・。

思ったこと

ヘンなストーリー・・・!!
昔の少女マンガみたい。
昔の大島弓子。
ヘンで、そしてリリカル。

きゃっきゃと戯れる二人、花とアリスを見ているだけで至福の時間。
鈴木杏と蒼井優はどちらもかわいいんだけど、作り込まれすぎてない、友達の中にいそうな自然なかわいさがイイ!
肌とか、動きとか、喋り方とかね。
以前、鈴木杏ちゃんを写真で見ては「こんな顔に生まれたかったな〜」などと思ったりしたものだけど、今は断然、蒼井優ちゃんだな。
スクリーンの中で動いている姿を、思わず知らず目で追ってしまう。
雨の中でレインコートをすっぽりかぶって踊る姿、お父さんとのデート、浜辺で一瞬まじになったかと思ったら「じょ・う・だ・ん・で・す・よ」とおどける動き、制服に紙コップのトゥシューズで踊るバレエの美しさ・・・忘れられないシーンがてんこ盛り。

花の行動にはちょっと引く・・・。
少女マンガの主人公にありがちな思い込みの強い恋愛至上主義少女を、実写で見るとコワイということが分かった。
あと、花のお母さんの下着姿がショーゲキです!

アリスと、別々に暮らしているお父さんとのエピソードは心に残る。
高校入学に万年筆をプレゼントして意味があるようなないようなことを話すお父さん、ちょっとつまんなさそうにぼそぼそと話すアリス、二人で歩く鎌倉の景色・・・互いのことをとても大事に思っている気持ちがしみじみと伝わってくる。
アリスが宮本の元カノ役を演じているうちに、「これ覚えてる?」と思いつくまま嘘を並べ立てていくのだけど、いつからかお父さんとの思い出を重ね合わせているようなところが切なかった。

ストーリー自体はどうしようもなくあり得ない展開なんだけど、花も宮本も「そんなやついるか〜!?」と言いたくなる感じなんだけど、ところどころにリアルな手触りが散りばめられているから、いくらか中だるみしつつも、最後までなんとかついていける。

バレエの先生、さばさばーっとしててステキで印象に残った!
うう、やっぱりバレエ習う少女って憧れ・・・。
アリスが一人で踊るシーンは別格として、女の子たちが純白のチュチュでふざけながら写真に収まっているシーンもお気に入り。
かわいい、かわいいよ〜!
やっぱり娘(架空の)にはバレエを習わせよう。

花とアリス
(2004年 日本)
監督・脚本/岩井俊二
出演/鈴木杏(荒井花)
   蒼井優(有栖川徹子/アリス)
   郭智博(宮本雅志)
   相田翔子(アリスの母)
   平泉成(アリスの父)
   阿部寛(アリスの母の連れ)
   木村多江(バレエの先生)
   坂本真(猛烈亭ア太郎)
   広末涼子(編集者)
   大沢たかお(カメラマン)

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