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ドリームガールズ

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

ディーナ、エフィ、ローレルの3人は“ドリーメッツ”というコーラストリオを組みオーディションに出場。カーティスによってスカウトされた彼女らは、黒人スターのジェームス・アーリーのバックコーラスとして人気を博す。“ザ・ドリームス”と名前を改めデビューする際に、最も歌の上手いエフィではなく、ルックスのいいディーナをリードボーカルに据えることになり、グループの中に亀裂が入る。

思ったこと

Dreamgirls01_3舞台は1962年のアメリカ、デトロイトからニューヨークへ。
昔のアメリカのショービジネスにはすごく惹かれるものがあるなー!
ストーリーははっきり言ってどってことないが、めくるめく歌と踊りのショー、メロディに乗せられて直撃する迫力の感情表現に圧倒されて、あっという間の2時間ちょいでした。

オープニングの女性トリオによるパフォーマンスでいきなり盛り上がり!
って、あれ、この人たちは主人公じゃないのね・・・。
「ムーヴ」でエフィが歌い上げるのを聞いたときは、背筋がぞくぞくした!
ジェームス・アーリー役、エディ・マーフィの芸達者ぶりにもビックリ。
「今日からワルの仲間入り〜♪」は激しくかっこいい!
「私たちはファミリー♪」とエフィをなだめるシーンでは感動したのに、ほどなくしてあんな冷たくお払い箱にするなんて・・・。
ファミリーなんじゃないの!? カーティスつきあってたんでしょ!? C.C.はお兄さんなんでしょ!?
このとき、エフィもしかして・・・と思って、それはやっぱり当たっていたことが後で分かったのだが・・・何日も連絡せずにいたのは不自然だし、ドラマティックにするためのエピソードだよね。
「私は出て行かない♪」とすがりまくり、絶唱するエフィは圧巻。
でも凄まじすぎてちょっとコワイ・・・。
エフィ役で評価されたジェニファー・ハドソンの歌はすごいと思うけど、好みかどうかと言われるとあんまり・・・って感じなんだよな。

エフィは、もっちりした下ぶくれの輪郭と、いつもムッとしてるように見えちゃうとんがった唇が、なんだか他人とは思えない・・・。
実力があるだけじゃダメなのね。
「私のほうがデキるのに!」と主張してちゃ嫌われちゃうのね。
これってけっこう、どんな世界でも起こっていることだよな〜。
エフィは確かにジコチューで鼻持ちならない性格で、ちょっとは反省したほうがいいのではと思った部分もあったが、あまりに報われない展開が続くので、親身になって応援しちゃう。

“黒人の歌は売れない”というところ、隔世の感があります。
ブラックミュージックって現在ではかなり大きな部分を占めてるよね。
この映画で描かれる音楽業界の話がどこまで現実に即しているのか私には知りようもないけど、やり手カーティスの権謀術数は見もの。
かつて憤ったパクリを自分がやり、盟友ジェームス・アーリーを切り捨て、愛情を注いできたディーナの歌を否定する言葉を吐くにあたっては、観ているこっちはすっかり「許せん!」という気持ちになるが。
それでもカーティスが彼らの音楽をここまで大きく育ててきたのも事実。
とにかく売れなきゃダメっていうのも分かるし、だからといって売れればすべて満足というわけにもいかず。
汚いことをやってでも売れたら勝ち?
それともやっぱり最後には実力とハートが大事?
一筋縄でいかないところがおもしろいと言えるのかな〜と。
自分に関わりがない世界なので、超他人事な感想ですが。

ドリームガールズ
Dreamgirls

(2006年 アメリカ)
監督/ビル・コンドン
出演/ビヨンセ・ノウルズ(ディーナ・ジョーンズ)
   ジェニファー・ハドソン(エフィ・ホワイト)
   アニカ・ノニ・ローズ(ローレル・ロビンソン)
   ジェイミー・フォックス(カーティス・テイラー・Jr.)
   エディ・マーフィー(ジェームス・“サンダー”・アーリー)
   ダニー・グローヴァー(マーティン・マディソン)
   キース・ロビンソン(C. C.・ホワイト)
   シャロン・リール(ミシェル・モリス)
公式サイト

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