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アタゴオルは猫の森

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

言葉を話す猫と人間がなごやかに暮らすアタゴオル。デブ猫のヒデヨシは驚異的なパワーと非常識な性格で騒ぎを起こしてばかりで、友達のテンプラやツキミ姫、さすらい猫ギルバルスらに迷惑をかけている。祭りの翌日、ヒデヨシが怪しい箱を見つけて封印を解くと、いにしえの植物の女王ピレアが復活する。一方ヒデヨシは小さな輝彦宮と出会い、“ヒデコ”と名付けて仲良くなる。

思ったこと

私は昔から原作のファンだけど、この映画ではあまりアタゴオル世界の雰囲気が生かされてなかった気がする・・・。
圧倒的な力で支配するものに、仲間が力を合わせて立ち向かうっていうストーリー、それだけ聞くとよくある感じだし。
各キャラクターの特徴もあまりうまく描写されてなくて、ヒデヨシがいかにとんでもなくって、なのに妙に魅力的っていうところ、元を知らない人には伝わってこないんじゃないかなぁ・・・。
テンプラくんはただの男の子、ツキミ姫はただの女の子って感じだし。
ギルバルスはかっこいいけど、活躍しすぎだし。
それに私の好きなパンツが単なるその他大勢! どーゆーこと?
谷山浩子がテマリちゃん役で特別出演するというから、ちょっとでも歌ってくれるのかと楽しみにしていたのに、やはりその他大勢みたいなもんだった・・・。
ただ、直接の原作となった『アタゴオル外伝 ギルドマ』は読んでなかったので、チェックしとこ〜と思いました。

映像もイマイチ。
ひと昔前のCGという感じで、人形劇みたいに見えるのはまあそういうものだと許せるとしても、派手で安っぽいエフェクトがうるさい。
ギルバルスの敵との立ち回り、テンプラくんやツキミ姫も交えての闘い(ケンカ?)シーンは、せっかくの見せ場なのに、誰がどう動いているか分かりづらいから爽快感も薄い。
ただ、ヒデヨシの帽子とか、布の縫い目などはいい感じと思った。
それに、晴れているときのアタゴオルの景色は、カラフルできれいでした。

ピレアが「この星を・・・」と何度も言うのが、どうでもいいようだけど、気になる。
この場合、「この国を・・・」と言うのが妥当じゃないか?っていうか、他の星も知ってんの?
植物の女王ピレアの第一の手下が、タツノオトシゴ型というのも気になる・・・なんで植物型じゃないんだ?
それから輝彦宮の存在意義・・・ピレアを封印するためだけに生まれてきたの?
二人が“対”だというなら、あんなに一生懸命戦わなくても、いっそヒデコが・・・な〜んて考えちゃったりして。
ま、きっとお子様向けの話なんだな。

文句ばかり書いたけど、まったく気に入らなかったというわけでもなく、ところどころ出てくるアタゴオル的なものには楽しませてもらいました。
ヒデヨシとヒデコの仲良しっぷりも微笑ましい。
「オレたちはトコトン生きるために生まれてきたのよーっ!」というヒデヨシの言葉、ヒデコに対する一途な気持ちにはホロッときちゃった。

アタゴオルは猫の森
(2006年 日本)
監督/西久保瑞穂
原作/ますむらひろし
声/山寺宏一(ヒデヨシ)
  小桜エツ子(ヒデコ/輝彦宮)
  内田朝陽(テンプラ)
  平山あや(ツキミ姫)
  田辺誠一(ギルバルス)
  夏木マリ(ピレア)
  谷啓(網弦)
  佐野史郎(竜駒)
  谷山浩子(テマリ)
  石井竜也(MCタツヤ)
公式サイト

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