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帰らざる河

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

1875年、ゴールドラッシュで沸くロッキー山脈麓の村。酒場の歌姫ケイが世話をしていた子供マークを、父親マット・コールダーが迎えに来た。大きな河のほとりで農場を開拓する父子。遭難しそうな筏を救助したところ、乗っていたのはケイとその恋人ハリーで、掘り当てた金鉱を登記しにカウンシル・シティへ向かうところだった。筏で行くのは無理だと言うマークから銃と馬を奪い、ハリーは単身旅立つ。残った3人はインディアンの襲撃を避けて、やむなく筏に乗り河を下る。

思ったこと

マリリン・モンローの役は、他の映画で見たのとはちょっと違う、生身の人といった雰囲気。
とはいえ、野宿を続けていても、地面に転がっても、いつもさらさらで美しい金髪ときれいなメイクを保っているのは、さすが銀幕スターだ。
軽快なジーンズ姿も、ちょっとくずれた感じの酒場の歌姫姿も、キマってます。
なんで見るからに胡散くさいハリー・ウェストンみたいなのとつきあってんだろ。

あまりの激流から“帰らざる河”と呼ばれている河を、筏で下っていく3人。
激しい流れに翻弄されてとても大変そうだけど、なにぶん昔の映画なので、合成があからさまでほほえましい。
アメリカの広大な大地が迫力をもって広がる。
もちろん映画の設定である19世紀後半の景色ではないのだが、この風景が撮影されたのは今から50年以上も前なんだ〜と思うと感慨深いものがあります。

空腹の3人が、途中で鹿をつかまえて、野天で丸焼きにする。
お、おいしそう・・・。
投げ縄で鹿をとらえるマット・コールダーが、とてもかっこいい♡
こういうサバイバルな状況では、身体が頑丈で、大自然の中で生きる術を知っているマットみたいな男を頼って、ついていきたくなるー。
苛酷な河下りをしたり、インディアンに追われたり、銃で狙われたりして、スリルあふれる体験の中から恋がめばえるのね♡
現代の文明社会では、こういうタイプの男性は魅力を十分に発揮できなさそうで残念ね。
マットとマーク父子が自給自足で暮らしているのも、もちろん大変なんだろうけど、魅力的な生活に映る。
小さい頃、『大草原の小さな家』に憧れたときのような気持ち。
迫害されたネイティブ(インディアン)にとってはひどく迷惑な存在だったであろうが、開拓者のロマンって、やっぱり惹かれるものがあるなー。

帰らざる河
River of No Return

(1954年 アメリカ)
監督/オットー・プレミンジャー
出演/ロバート・ミッチャム(マット・コールダー)
   マリリン・モンロー(ケイ)
   トミー・レティグ(マーク)
   ロリー・カルホーン(ハリー・ウェストン)

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コメント

川下りの合成したところは、よく分かりましたよね。
マットのサバイバル術には感心します。
私だったら生きていけない…。

投稿: ボー・BJ・ジングルズ | 2007/08/25 21:03

ボー・BJ・ジングルズさん、こんにちは!

あからさまな合成の川下りのなか、皆が必死の演技をしているんだ〜と思うと、観てて楽しいですね(邪道?)。

サバイバル生活に憧れる気持ち、そういえば『南の島のフローネ』のことも思い出しました。
実際は私、ド近眼だし、虫恐怖症だから、耐えられないだろうな〜・・・。

投稿: チヒルカ | 2007/08/26 12:53

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