いつも2人で
お気に入り度 ★★★★☆
こんな話
ジョアンナとマークは倦怠期を迎えた夫婦。マークの仕事のためフランスを旅する間に、初めて出会ったときのヒッチハイク旅、友達家族と一緒の新婚時代の旅、古いMG車に乗ってモーリス(後のパトロン)と出会った旅、一夜の浮気を楽しむマークの一人旅、幼い娘を連れた旅・・・そのときどきのできごとがフラッシュバックし、かつて抱いた想いをたどる。
思ったこと
「会話もしないで食事をしている人たちってどういう関係?」「夫婦だよ」
幾度も交わされる印象的なやりとり。
“会話をしない”って、もう互いに興味をなくして単に一緒にいるだけの冷たい関係ともとれるし、むやみにしゃべったりしなくても満ち足りていられる熟した関係ともとれる。
カラフルに彩られた恋愛の後には、静かな時代がやってくるのは避けられない・・・それをどのようなものにしていけるのか、本人たちの努力というか気持ち次第なのでしょう。
過ごしてきた12年の間には楽しいことばかりがあったわけじゃないけど、それも含めて二人だけのかけがえのない日々だったと言える。
これ、既婚の人が観たら、さらに心に染みるものがあるのかもね。
マークは独善的で身勝手だし、ジョアンナはちょっと神経質でうじうじするタイプ。
だけどそれぞれ魅力的でもある。
等身大の人間像だからこそ、その積み重ねてきた年月がリアルに迫ってくる。
現在の旅行の途中に、ふとしたきっかけ(会話や風景、物音など)で、過去の旅行でのエピソードに切り替わる。
二人のファッションや車の種類が時代を表しているのだけど、混乱しそうで混乱しないという、非常に巧みな造り。
あ、今いるのは、あのときこんなことがあった場所なんだ〜、と他人の頭の中にある思い出を追体験してる感じ。
異なる時代の旅が交錯する、遊び心のあるシーンもあって、ちょっとした不思議感覚も味わえる。
オードリー・ヘプバーンが不機嫌な状態で映画が始まるので、眉間のシワが非常に印象づけられる。
この人って本当にスレンダーよね。
ちょっと細すぎて、ぎすぎすしてるように感じて、私はあんまり好きになれないなぁ。
かつて『ローマの休日』や『麗しのサブリナ』などを観たときは、ものすごくカワイイと思った覚えがあるけど。
この映画の撮影当時はオードリーも30代後半、やっぱり年齢のせいなのでしょうか・・・。
いつも2人で
Two for the Road
(1967年 アメリカ)
監督/スタンリー・ドーネン
出演/オードリー・ヘプバーン(ジョアンナ)
アルバート・フィニー(マーク)
ジャクリーン・ビセット(ジャッキー)
エレノア・ブロン(キャシー)
ウィリアム・ダニエルズ(ハワード)
クロード・ドーファン(モーリス)
ナディア・グレイ(フランソワーズ)
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