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パーフェクトブルー

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

霧越未麻はアイドルグループCHAMを脱退し、女優への転身をはかる。はげます事務所社長の田所と、アイドルへの未練を残すマネージャーのルミ。ドラマでのレイプシーン、ヘアヌード写真集などの仕事を悩みながらもこなすうち、周囲で殺人事件が立て続けに起こり、アイドル時代の自分の幻影が現れるようになる。

思ったこと

題材的には実写でも良かったんじゃないかと思われるが、未麻の目を通した映像が、主観なのか客観なのか惑わせるのに、アニメにした効果があったのかな。
ショッキングなシーンは実写だと生々しいか・・・いや、アニメだから余計に扇情的だという気も。
脚本家やカメラマンを殺したのが誰なのか、なんとなく怪しいと思っていた人物がやっぱり犯人だったのだけど、その正体の明かされ方は、同じように実写でやっていたらすごーくヘンで受け入れ難かったかも。
あと幻覚の未麻の怖さね・・・。

途中、これはいったい現実なのか、劇中ドラマのシーンなのか、それともただの幻影なのか、分からなくなって混乱する未麻の気持ちに同化した瞬間があった。
自分の精神がおかしくなっているのかもしれない・・・と、頼れる人もなく悩む状況は怖ろしい。

アイドルといっても、フツーな感じのアパート暮らししてるのね。
周囲で不穏なことが起こっても、わりとほったらかしにされてるし。
かわいらしい小物で部屋をいっぱいにしているのが、ひと昔前っぽい雰囲気を出している。
自分のポスターを部屋に貼ったりするかなぁ、と違和感も感じるけど。
未麻がネットにつなぐために買ってきて部屋に置いたMac。
私もちょうどこの映画が作られたのと同じような頃にMacでコンピュータ操作を覚えたので、モニター画面の感じとか、わぁ〜懐かしい〜と反応してしまいました。
それにしてもウェブ上のサイト「未麻の部屋」・・・もっと警戒しろよ〜とハラハラ。
このへんのネットを取り巻く状況には、隔世の感がありますね。

主人公の未麻が、いかにもなアニメ声なのが、ちょっとツラ〜。
遠くの人物が白目になってて怖かったり(アイドルさえも)、その他大勢である人物があまり動かなかったりと、映像の荒さが目に付くような気がしました。

パーフェクトブルー
(1998年 日本)
監督/今敏
声/岩男潤子(霧越未麻)
  松本梨香(ルミ)
  辻親八(田所)
  大倉正章(ME-MANIA)

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