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独立少年合唱団

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

父を亡くした柳田道夫は、全寮制の中学「独立学園」に編入する。吃音で引っ込み思案のためいじめられる道夫だが、ボーイソプラノの声を持ち合唱に情熱を燃やす伊藤康夫と出会い、学園に留まる。合唱団の顧問である清野に「歌っているときは吃らない」と指摘された道夫は、合唱団の活動にのめり込んでいく。

思ったこと

1970年代初頭が舞台だとはいえ、製作されたのはそれほど前じゃないのに、なんだか昔の映画のような手触りだった。
筋書きだけ聞くと、フランス映画『コーラス』を思い出すが、雰囲気はまったく違う。
“少年たちと合唱”というより“全共闘の時代”がテーマだったのかなぁ・・・。
いまいち感情移入できず。

私も合唱部に在籍していたことがあったり、中学校ではクラス対抗合唱コンクールがあったりしたので、練習風景はちょっと懐かしかった。
『大地讃頌』とか・・・久しぶりに聴いたけど、えらく感動的な歌なんだよね。
香川照之の指導は、本物の合唱の先生ぽかったよ。
でも、中学生男子があんなにマジメに合唱に取り組んだりするかね?
もしかしてこの時代だったら、そういう感じもあったのかな?
康夫、15歳でまだ声変わりしてないって、ちょっと遅いのでは。
その年で「ウィーン少年合唱団に入るのが夢」って、無理ありすぎだろー。
男声合唱に一人だけボーイソプラノが交じってるってどうなの・・・私にはあまり美しいと思えなかったんだけど・・・。

体育館で、他校の女声合唱団と合同練習、女子はブルマ姿。
「男子は女子と組んで腹押し〜!」と、腹にこぶしを当てられながら発声練習するんだけど、あれってすごい過酷な練習では・・・。
だって中学生だよ!? 男子校だよ!?
いちばん異性を意識して素直になれない時期なんじゃ。
しかし、道夫はかわいい女子に惑わされてなかった。
それより康夫との関係が、なんだか怪しかったなり。

「革命のために東京に行く」と熱心な康夫と道夫だが、子供らしく、純粋だからこその浅慮、理想への傾倒という感じ。
個人的な悩みとか、日常の圧迫感への反発とかが転化されているのかなあ。
現代音楽調のBGMが全編を覆っていて、落ち着かない気分を増幅させる。

「はぁぁ〜、あの光景・・・筆舌に尽くしがたし」
丸池に落ちて臨死体験をした少年、磯部はちょっとしか出てこないんだけど、なんだかカワイイ♡

独立少年合唱団
(2000年 日本)
監督/緒方明
音楽/池辺晋一郎
出演/伊藤敦史(柳田道夫)
   藤間宇宙(伊藤康夫)
   香川照之(清野省三)
   滝沢涼子(相沢里美)
   芹沢礼多(田中教諭)
   泉谷しげる(木場教諭)
   岡本喜八(植草学院長)
   横田裕一(康夫の歌声)

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