ナイト ミュージアム
お気に入り度 ★★★☆☆
こんな話
地に足のついてない人生を送ってきたラリーは、離婚した妻のもとで暮らす息子ニッキーにいいところを見せるため、定職につこうと考えた。紹介された仕事は、自然史博物館の夜警。夜になると、ティラノサウルスの骨格標本、ロウ人形、ミニチュア人形、野生動物の剥製たちが、まるで命を持っているかのように動き出した!
思ったこと
子供の頃に大好きだった、NHKみんなのうたの『メトロポリタン美術館』。
さらに、その元ネタである児童文学『クローディアの秘密』を思い出した。
でも、それらほどには素敵じゃなかったな・・・。
全体的にお子さま向けって感じぃ〜。
春休みに親子連れで観に行くには、ちょうどいいんじゃないでしょうか。
博物館や美術館で見る展示品が、本当は生きていて、夜になると動いたりして・・・というのは、誰でも夢想したことがあるんじゃないかな。
それを実写化されてみると、いくら映像がうまくできているとはいえ、なんだか想像力の幅が制限されてしまった気分というか、陳腐な感じに見えてしまう。
最大公約数的に作るからしょうがないんだろうけど、ネアンデルタール人はこんなもの、フン族はこんなもの、エジプト文明はこんなもの、と手垢がついたイメージのオンパレード。
ミニチュアたちはマンガっぽいし(かわいいけど)。
ロビン・ウィリアムズは、いつ見てもロビン・ウィリアムズだしなー。
1日であらゆる歴史を勉強することができるなら、受験生だって苦労しないっつーか。
なんで皆がラリーを中心に動かなきゃいけないのっつーか。
古参夜警の3人組はもう少しうまいことやれっつーか。
と、つい文句ばっかり言ってしまったが、そこそこ楽しみました。
もし私がこの世界にいたとしたら、興味があるのはネアンデルタール人かなー。
実際のところ、どんな風に生活していたのか、どういう精神を持っていたのか、観察したい。
アメリカンなギャグにのれず、全体的に真顔で観ていたんだけど、思わず笑っちゃった場面が3カ所。
ファラオが英語を喋れる理由。
ラリーとフン族アッティラ大王の口げんか。
ジェディダイアとオクタヴィウスが並んでかっこよさげに歩いてくるところ。
ちと怖かったのは、南北戦争の兵士たち・・・。
ナイト ミュージアム
Night at the Museum
(2006年 アメリカ)
監督/ショーン・レヴィ
出演/ベン・スティラー(ラリー)
ジェイク・チェリー(ニッキー)
ディック・ヴァン・ダイク(セシル)
ミッキー・ルーニー(ガス)
ビル・コッブス(レジナルド)
カーラ・グギノ(レベッカ)
リッキー・ジャーヴェイス(ドクター・マクフィー)
ロビン・ウィリアムズ(セオドア・ルーズヴェルト)
オーウェン・ウィルソン(ジェディダイア)
スティーヴ・クーガン(オクタヴィウス)
ミズオ・ペック(サカジャウィア)
パトリック・ギャラガー(アッティラ)
公式サイト
| 固定リンク
« 故郷の香り | トップページ | コースト・ガード »
「アメリカ映画」カテゴリの記事
- ジュリエットからの手紙(2011.09.01)
- 雨に唄えば(2011.08.15)
- SOMEWHERE(2011.08.03)
- バーレスク(2011.01.01)
- キック・アス(2010.12.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
はじめまして
TBさせていただきました。よろしくお願いいたします。
私は自分がひねくれているのかと思いましたが、同じようにツッコミ入れずには観られない~という方がいて、心強くなりました。
あと、私もフン族の大王との口げんかが、思わず笑ってしまいました。
ラリーの精神年齢が、うちの子と同じ(9歳)というのが、よく分かりましたよ。
投稿: ノルウェーまだ~む | 2007/03/07 14:44
ノルウェーまだ~むさん、こんにちは!
> 同じようにツッコミ入れずには観られない~という方がいて、
そうなんです・・・自分は文句が多くて、性格悪いんじゃないかとイヤになることもありますが、ブログに書くことで発散させてまーす!
それにしても、この映画はつっこみどころ満載でしたね。
子供向けっていうか、子供だまし・・・。
でも、子供たちが「歴史っておもしろそう!」って興味をもつのに役立つかな(役立たないか)。
投稿: チヒルカ | 2007/03/08 00:37