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恋は足手まとい

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

19世紀末パリの売れっ子歌手リュセット。とりまきの男性たちを軽くいなしながら、恋人ポワダンギアンといちゃいちゃしている。ある日、男爵家の婚約パーティで歌うことを依頼された。実は花婿はポワンダンギアン。財産目当てで男爵令嬢と婚約した彼は、別れ話をしにリュセット宅を訪れたのだが、切り出せずにいたのだ。

思ったこと

いい年した大人がドタバタする恋愛喜劇。
こういうのも平和でいいねェ。
享楽的で卑猥で下世話。
フランス映画って、シリアスでかったるい恋愛ものばかりかと思いきや、たまに脳味噌をまったく使わなくてもいい、後に何も残らないコメディが出てくるよね。

歌姫リュセットを演じるエマニュエル・ベアールはいくつになっても美しくコケティッシュでかわいいのだが、その夢中になる相手がこの男だというのが納得いかん。
さらに、その男が彼女のことをちょっと邪魔に思っている風なのが許せん。
男爵令嬢との婚約は財産目当て、とはっきりしているのはいっそすがすがしいとも言えるが・・・。
だけど優柔不断で、リュセットに迫られたらふらふらよろめき、まずい場面になったらその場でとりつくろうとする。
その様子が可笑しいのだが・・・なんていうか失笑系の笑いだな。
そして、年若い令嬢ヴィヴィアヌのほうが一枚上手だ。

前半の舞台はリュセットの家。
華やかな花柄の壁紙に、趣味のいい家具・・・かわいいお部屋〜!
そしてガーリーな素材を多用しながらも成熟した色香を漂わせる、リュセットの衣装!
贅沢な暮らしも、自分の才覚で築き上げたもの、というのがいいよね。
この家に取り巻きの男たちが、次から次へとやってきて、一緒に食事したりお茶飲んだりしているのは楽しそ〜。
私だったら若い金持ちのイリグアにしとくなぁ〜。
口説き文句を忘れて従者に聞いたりするところもカワイイじゃん。
年増美女がモテモテなのは、フランス映画のお約束。
私も成功者となったあかつきには、こんな風に暮らしたいものだ。

どうせならリュセットが歌うところも見たかったな(吹き替えでもいいから)。
あと、エマニュエル・ベアールは身体が柔軟だな〜と思った・・・。

恋は足手まとい
Un Fil a la Patte/The Art of Breaking Up

(2005年 フランス)
監督/ミシェル・ドヴィル
出演/エマニュエル・ベアール(リュセット)
   シャルル・ベルリング(エドワール・ド・ポワダンギアン)
   スタニスラス・メラール(イリグア)
   ドミニク・ブラン(デュベルジェ男爵夫人)
   サラ・フォレスティエ(ヴィヴィアヌ)
公式サイト

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