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ブロークバック・マウンテン

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

1963年の夏、アメリカ西部のブロークバック・マウンテンで、若きイニスとジャックはヒツジ番の仕事を得た。厳しい大自然のなかで助け合って過ごすうちに、男同士の深い関係にはまっていく二人。山を下りて別れてからは、何事もなかったかのように、それぞれ結婚をして子供も得る。しかし、4年後に再会してからは、年に数回、釣りに行くと偽って家庭を抜け出し、互いを激しく求め合った。

思ったこと

人里離れた山奥で、ひと夏の間キャンプをしながらヒツジ番。
体力はあるけれどお金がない者しかやらないような過酷なアルバイト。
最初はろくに口もきかなかったイニスとジャックだが、だんだんと親睦を深めていって、ある夜を境にただならぬ関係に・・・。
どちらももともとゲイだったというわけではなく、どちらかが女っぽいというわけでもなく、犬のように転げてじゃれあったりする二人は、男同士以外の何ものでもない感じ。
特にイニスは、幼い頃にゲイに対する忌避感を強烈に刷り込まれているのに、町には婚約者を待たせてもいるのに、いったいどういう心のきっかけなんだろう?
一時の欲望とか気の迷いとかではなく、人生をかけてお互いを求めあう・・・。
今ストレートとして普通に暮らしている人でも、何かのきっかけで、こういう恋愛にハマっちゃうかもよ?っていう話かな。
しかし思うに、熱烈な感情がずっと続いたのって、禁じられた関係だったせいもあるんじゃなかろうか。
許されて一緒になってたら、倦怠期も来るんだろうな〜、普通の夫婦みたいに。
二人で牧場を経営して暮らしていたら、もっと幸せになれたのか、それとも恐れていたとおり世間に負けたのか・・・。

いつも眉間にシワを寄せているような表情のヒース・レジャー(イニス)が、渋くて素敵♡
20年もの歳月が描かれているのだが、ちゃんとそれなりに年をとっていくように見える。
それに対して、ヒゲを生やしたジェイク・ギレンホール(ジャック)は、ちょっと可笑しい。

全編を通して雄大な景色はきれいなんだけど、ちょっと画面を作り過ぎてるような感じもあって、ところどころ違和感。
特に花火大会のシーンとか。
チンピラと喧嘩して立ちずさむイニスのシルエット、背景に花火がドーン・・・って、なんかカッコつけてる?って思っちゃって・・・。

余談だけど、男同士の愛を描いた映画(小説・マンガ・ドラマ)は和洋問わずたくさんあるのに比べて、女同士の愛のストーリーは非常に少ない気がする。
なんでだろー?
女同士ってビジュアル的には美しい気がするのに。
現実世界でも、数が少ないのかしら?

ブロークバック・マウンテン
Brokeback Mountain

(2005年 アメリカ)
監督/アン・リー
出演/ヒース・レジャー(イニス)
   ジェイク・ギレンホール(ジャック)
   ミシェル・ウィリアムズ(アルマ)
   アン・ハサウェイ(ラリーン)
   ランディ・クエイド(ジョー・アギーレ)
公式サイト

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ダイエットとは関係ないけど、 今日観た映画(DVD)がとっても良かったので ご紹介を! ここのところ、映画をけっこう観ている。 映画館で観たり、家でDVDを観たり。 今日、続けて2本観たが 特に”ブロークバック・マウンテン”が特に良かった。 アカデミー賞受賞作品だけど、 男同士の愛情というのがテーマの話だけに、 どうかな?っていうのがあったが、 心にずっしり残る感じがあっ...... [続きを読む]

受信: 2006/11/24 11:27

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