« イノセント・ボイス 12歳の戦場 | トップページ | ぼくを葬る »

ダック・シーズン

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

ある日曜日、14歳のフラマとモコはアパートで留守番。コーラを飲みながらTVゲームをしていると、隣の部屋に住む女の子リタが、オーブンを貸してくれとやってきた。電話で宅配ピザを注文し、配達人のウリセスに「時間オーバーしたから料金を払わない」と言い張り、押し問答になる。

思ったこと

♪アヒルだってサンバを歌いたい グァーグァー♪
ごきげんなオープニングは、ナタリア・ラフォルカデによる、ジョアン・ジルベルトの「アヒル(ガチョウ)のサンバ」のカバー。
なんだか、とっても楽しいことが始まりそう。

・・・と思ったら、けだるい日曜の朝、アパートの一室で男の子ふたりがだら〜んとなってゲームをしているのだった。
ついこないだ観たメキシコ映画『イノセント・ボイス 12歳の戦場』(舞台はエルサルバドルだけど)の印象が強烈に残っていたので、最初はギャップにびっくりしたが、今のメキシコ・シティの一般家庭の様子って、日本の一般家庭とそう変わりない雰囲気なのね。
母目線で見ると「あんたたちっ、まただらだらして、しょうがないわね!」と思うけど、子供目線で見ると「親がいない間にこころゆくまでゲームゲーム♪コーラとポテチ♪」と思える。

しかし、だんだんおかしな成り行きに・・・。
お菓子を焼くのにオーブンを借りに来ただけのはずのリタは、棚や冷蔵庫をチェックしまくり、失敗したらそこにある材料で作り直し、料理本をびりびり破いたり、モコを誘惑(?)したりと傍若無人。
いい大人であるピザ配達人のウリセスは、いくらお金をもらえないからって、居座ったりゲームで決着をつけようとしたりして、ほとんど職務放棄。
それぞれが明かす悩みはとても現代的で共感できるものなんだけど・・・でもこの展開はやっぱりヘン!
たまたま集まった4人が過ごす、おかしな日曜日だ。

スクリーンの位置にちょうどTVゲーム画面があるかのようなアングルで、ゲームに熱中する人たちがこちらを覗き込んでくるような映像はおもしろい。
お菓子を作るリタの様子も、冷蔵庫の中やオーブンの中から、うかがい見える。

インタビュー記事を読んでいたら、フラマ役のダニエルくんとモコ役のディエゴくんは、プライベートでも親友になったそう。
そして撮影中は、ふたりともリタ役のダニーちゃんに恋心を抱いていたそう。
うわー! 甘酸っぱい!!

ダック・シーズン
Temporada de patos/Duck Season

(2004年 メキシコ)
監督/フェルナンド・エインビッケ
出演/ダニエル・ミランダ(フラマ/マリオ・アルベルト)
   ディエゴ・カターニョ・エリソンド(モコ/フアン・パブロ)
   ダニー・ペレア(リタ)
   エンリケ・アレオーラ(ウリセス)
公式サイト

|

« イノセント・ボイス 12歳の戦場 | トップページ | ぼくを葬る »

メキシコ映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/23401/4070126

この記事へのトラックバック一覧です: ダック・シーズン:

« イノセント・ボイス 12歳の戦場 | トップページ | ぼくを葬る »