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ALWAYS三丁目の夕日

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

東京タワーが空に向かって延びていく昭和33年。無骨な則文、やさしいトモエ、小学生一平の一家が暮らす鈴木オートに、集団就職で六子が加わった。駄菓子屋の店主、茶川はしがない小説家。行きつけの飲み屋で、おかみのヒロミに、身よりのない淳之介の世話を押しつけられる。

思ったこと

おもしろくてビックリした・・・。
評判が高いのは知っていたけど、ちょっと前に流行ったテーマパークみたいな“昭和30年代”に食傷気分だったし、ほのぼの人情ものは私の守備範囲ではないと思っていたので、たいして興味をもってなかったのだが、観て良かったな。
ベタなストーリー展開だけど、丁寧に作られているから、素直に楽しめます。
子供たちの演技が自然でしっかりしているのも良かった〜。
日本の子役にも、ちゃんといい子たちがいるんじゃん〜。

私自身は東京から遠く離れた地方の出身だし、昭和30年代も実際には知らないし、懐かしくもなんともないわけだが、かつての日本はこんなに素敵だったと空想するのは、まあ心地よいね。
きれいな部分ばかりが描かれているのだろうけど・・・。
初めて冷蔵庫やテレビが届いて大喜びしたり、鈴木オートのだんなが「今は町の修理工場だけど、将来は大きな会社に」と夢を語ったり、確かに、すべてがこれからどんどん良くなっていくという希望で頑張れた時代なのだろうとは思う。
そして実際に豊かさを手に入れた現代なわけだが・・・人間って、実際に何かが満たされたときより、これから満たされるぞーと進んでいるときのほうが、幸せを感じられるものなのかな〜と思った。
そういえば、お休みの当日より、その前夜のほうが幸せ感高いしな〜。
それなら、永遠に実現しない目標を設定して、(でも実現すると信じながら)ゆっくりそれに向かっていくのが幸せの秘訣かな?

Always01鈴木オートのダンナが怒り狂う場面、涙が出るほど笑ってしまった。
マンガみたいな怒り方だった〜。
六ちゃん、めちゃくちゃカワイイ。
いちばん見ごたえがあったのは、やはり茶川かな・・・。
どうしようもなくカッコ悪いんだけど、なんか、だんだん好きになっちゃうの・・・。
ヒロミ(小雪)は、いつもほど美人に見えなかったな〜。
作り込まれたこの世界から、ちょっと浮いてた気がする。
それから、今まで謎に思っていたサザエさんの髪型って、実際に見たら、鈴木オートのお母さんみたいな感じなのかぁ〜と納得した。

ところで、以前、川本喜八郎監督の特集上映を観に行ったとき、期せずして川本監督と山崎貴監督との対談があったんですよ。
小さいホールの最前列真ん中に座っていたので、目の前でお二人が話すのを聞けたのですよ。
山崎監督が素敵な人でビックリした・・・(同行者は、オダギリジョーが出てきたかと思ったと言っていたが、それは言い過ぎ!?)。
1964年生まれということだけど、もっと若く見える!
ちなみに川本監督(1925年生まれ)も、眼がキラキラして、お若く見えました。
いいものを楽しみながら作っている人たちって、若さを保っていられるのかしら・・・。
『ALWAYS三丁目の夕日』では、CGを利用してノスタルジックな風景を作り出したことも話題になったけど、ミニチュア撮影も併用しているそうです。
CGにはない、本物だけがもつ存在感が大切・・・などというようなことを話されてました。

ALWAYS三丁目の夕日
(2005年 日本)
監督/山崎貴
原作/西岸良平
出演/堤真一(鈴木則文)
   薬師丸ひろ子(鈴木トモエ)
   小清水一輝(鈴木一平)
   堀北真希(星野六子)
   吉岡秀隆(茶川竜之介)
   小雪(石崎ヒロミ)
   須賀健太(古行淳之介)
   三浦友和(宅間史郎)
   もたいまさこ(大田キン)
公式サイト

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» 映画「ALWAYS 三丁目の夕日」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
出来立て東京タワー越しに、映える夕日も色あせる程、この映画は人を感動させ、泣かせることだけを目的に作られたに違いない。昭和33年、ミゼットに都電にフラフープにSLに集団就職に建設中の東京タワーに力道山。 物語の出だしは、やや平凡で退屈な印象を受けるが、... [続きを読む]

受信: 2006/10/16 01:20

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