« ヴェニスの商人 | トップページ | SPIRIT »

ロバと王女

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

幸せに暮らしていた裕福な王さま。しかし王妃が「私より美しい女性と再婚してください」と言い残して死んでしまう。王は悲しみにくれたが、王妃より美しいのは娘である王女だけだということに気付き、結婚を申し込む。王女はリラの精に相談して、「空の色のドレスが欲しい」などの無理難題を言うが、ことごとくかなえられてしまう。最後にロバの皮を所望し、それをかぶってお城を逃げ出した。

思ったこと

Roba01全体を覆っているキッチュな風味がなんともいえない。
冗談のようにゴージャスで、画面は妙にキラキラ光っている 。
極彩色の絵本を開いたみたい。
子供の絵みたいな王冠や、ボリュームたっぷりで動きにくそうなドレス、青色で統一された家臣や馬・・・。
レトロな特撮が、おとぎばなし気分を高める。
ところどころに挟まれる歌も、へなへなと人の力を抜けさせるパワーに満ちている。

王女は、父親に結婚を申し込まれても、
「お父さまはあんなに愛してくださっているのに、お心にこたえてはいけないの?」
と、特にいやがってなさそうだった。
じゃあ、いいんじゃないですか・・・と思ったが、ひとくせありそうなリラの妖精の言うがままになって、なんとか父親の求婚を断ろうとする。
またこのリラの妖精が、深いスリットが入ったドレスを着た、セクシーな女教師風でヘン。
過去、王との間に何かあったね?と邪推させる・・・。

ロバの皮をかぶり、はだしで林の中を走っていく王女さま(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、やけに美しかった。
ロバの顔を載せているのに・・・。
粗末な小屋で下女として働くのも、なんだか楽しんでいそう。
王女の姿とロバの皮の姿、ふたりでデュエットしながらのお菓子作りがカワイイ!

恋わずらいで布団から出なくなる王子、ろくでもないなー。
「こんなに幸せでいいのだろうか〜♪」「こんなに愛しあっていていいのだろうか〜♪」と歌うふたりは幸せそうで、めでたしめでたし。
お互い相手のことは何にも知らないのにね。
王子さまと王女さまは惹かれ合うようにできているのね。
お似合いです。

ロバと王女
Peau d'Ane/Donkey Skin

(1970年 フランス)
監督/ジャック・ドゥミ
原作/シャルル・ペロー
出演/カトリーヌ・ドヌーヴ(王女)
   ジャン・マレー(王)
   ジャック・ペラン(王子)
   デルフィーヌ・セイリグ(リラの妖精)
公式サイト

|

« ヴェニスの商人 | トップページ | SPIRIT »

フランス映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/23401/1273693

この記事へのトラックバック一覧です: ロバと王女:

« ヴェニスの商人 | トップページ | SPIRIT »