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探偵物語

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

女子大生の新井直美がアメリカへ発つ一週間前、辻山という私立探偵がボディガード兼監視役として現れ、行く先々についてくるようになった。直美は最初反発するが、次第に親しみを感じるようになっていく。ある日、辻山の別れた妻である幸子が、殺人容疑で警察とヤクザから追われて逃げてきたのをかくまう。

思ったこと

ここのとこ、薬師丸ひろ子主演作をいくつか続けて観たが、この映画のときがいちばんかわいいんじゃないかと思った。
ちょっと屈折をかかえているけれど、天真爛漫なお嬢さんという役柄がぴったり。

ひろ子ちゃん演じる直美は、映画のなかで計3回ホテルに連れ込まれる。
1回目は、ひそかに憧れていたらしい永井先輩と。
「帰らなくてもいいかな」「帰るのやめよっかな」とつぶやくように言うのがカワイー。

次はヤクザに追いかけられて、松田優作と手をとりあって逃げ、とっさにそばにあったラブホテルへ。
なんて定番の展開!
ちょっと笑ってしまった。
ドラマなどではよくあるが、本当にそういうことってありえるのかな〜。
あるとしても、少なくともどちらかが下心をもって、誘導しなきゃだよね?
敵に追われて一緒に逃げるなんてシチュエーション、いかにも“吊り橋効果”で、恋に落ちてしまいそうです。

3回目は、自暴自棄になって通りすがりのおじさんと。
「ダメー! ひろ子ちゃん! そんな男と!!」と、ドキドキしてしまいました。

辻山の住むアパートの描写も気になった。
あの、しょぼくれ加減・・・。
直美が意を決して訪れてきたとき、辻山は風呂場で洗濯機回していたし。
恋心がいくら盛り上がっても、あの部屋に入った瞬間、ふと我にかえってしまいそう・・・。

最後の空港でのキス、せつないね。
直美にはきっとアメリカで明るい青春が待っているのだろうけど、この探偵のおじさんには、今後これ以上いいチャンスは巡ってくるのかしら・・・。

ところで、探偵を依頼したのは結局誰だったの?
お手伝いの長谷沼さん?
監視役といったって、自由意志でボーイフレンドとホテルに行ったのを邪魔するなんて許されるのか?
途中で危険に巻き込んでしまい、本来の業務はおろそかになったわけだが、辻山はちゃんと支払ってもらえたのか?

探偵物語
(1983年 日本)
監督/根岸吉太郎
原作/赤川次郎
出演/薬師丸ひろ子(新井直美)
   松田優作(辻山秀一)
   岸田今日子(長谷沼)
   秋川リサ(幸子)
   北詰友樹(永井)
   坂上味和(正子)

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