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理想の女

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

ニューヨーク社交界の華、新婚1年目で幸せいっぱいのウィンダミア夫妻が、南イタリアのアマルフィにバカンスにやってきた。メグはブティックで、男性に対する奔放なふるまいで評判の悪いアーリン夫人と出会う。そのうち、メグは、夫とアーリン夫人が密会していることを知ってしまう。

思ったこと

1930年代のヨーロッパ社交界。
服装や一挙一動が常に周囲から観察され噂されて、上流階級の人たちも大変だな。
金持ちのじーさんばーさんたちの会話が、機知に富んでて楽しい。
これが、“ウィットやユーモア”ってやつですか?
当時のファッションや、高級ホテルの装飾なども見ごたえがある。
こういう一部の富める人たちのおかげで、美しいものが作られ残されてきたのだなあ。
しかしこの時期のすぐあと第二次世界大戦だよね。
みんな、どうなっちゃったかな・・・。

ヘレン・ハントは、湿ったベルベットのような声がセクシー。
おでこにさざなみのようにシワがよるのが、なんだか優雅に見える。
男から金をしぼりとって生きる女だけれど、過去についての弁明は結局されないけど、やっぱり魅力的で、許してしまってもいいかな〜という気にさせられる。
(コムスメに勝つ!とか言うまでもなく、当たり前のよーに勝ってる。)

Goodwoman01_1スカーレット・ヨハンソンは『ゴーストワールド』で見たとき、顔だちはきれいだけど、あまりパッとした印象が残らない女優・・・と思った覚えあり。
最近は躍進いちじるしいようだね。
ハリウッドでモテモテらしいが、ちょっとスキのあるような感じがそそるのかしら。
今作は1930年代の話であるのに、なんだか現代っ子風の雰囲気が漂う。
若くて純真で貞淑で、それゆえにふらふらしてしまうコムスメという役どころは、似合っていたともいえる。

初対面からメグに甘い言葉をささやき続けるダーリントン卿は、どこを叩いても誠実さのかけらも出てこないような男だけど、私はけっこうこういう人物好き。
友達にいたらよさそう。
金離れいいし、楽しいこといろいろ知ってそうだし。

印象に残ったセリフ
「噂されるよりもっと悪いのは、噂されないことだ」
「私は若くも美しくもなく太っているけれど、金持ちという取り柄がある」
「涙は醜い女の逃げ道。悲しいとき、美しい女はショッピングをするのよ」

理想の女
A Good Woman

(2004年 スペイン/イタリア/イギリス/ルクセンブルク/アメリカ)
監督/マイク・パーカー
原作/オスカー・ワイルド
出演/スカーレット・ヨハンソン(メグ・ウィンダミア)
   ヘレン・ハント(ステラ・アーリン)
   マーク・アンバース(ロバート・ウィンダミア)
   スティーブン・キャンベル=モア(ダーリントン卿)
   トム・ウィルキンソン(タピィ)
公式サイト

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