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ブラザーズ・グリム

お気に入り度 ★★★★☆

こんな話

19世紀、フランス占領下のドイツに、魔物退治のグリム兄弟がいた。しかし、やらせがバレて逮捕され、マルバデンの森で起こった少女失踪事件を解決するよう迫られる。猟師の娘アンジェリカを案内役に、グリム兄弟は森に入っていく。鏡の女王の伝説が残る塔のそばへ行くと、森が怪しく変化を始めた・・・。

思ったこと

冒頭、貧しく暗い家のなか、妹が病気で寝ている。
弟が牛を売って帰ってくれば、そのお金で薬が買える。
しかし、喜びいさんで帰ってきた弟が手にしていたものは、願いがかなう“魔法の豆”だった。
あ〜あ〜・・・だまされちゃったのね・・・。
悲惨なエピソードなんだけど、これから何が始まるのか、ワクワクさせる幕開けだ。

Grimm02_1全体的な流れとしては、『スリーピー・ホロウ』を連想。
近代的な技術を駆使する主人公が、真の怪異に巻き込まれていくという・・・。
ストーリー自体はたいしたことないけど、古いヨーロッパの暗く妖しい雰囲気が全編を覆っていて、ひとつひとつのディテールが味わい深い。
オオカミの影におびえる赤ずきんちゃん、森の奥深くへ誘い込まれるグレーテル、帰る道を教えてくれるヒキガエル、夜中に呼ぶ声に誘われて厩舎に来た少女を飲み込む馬、井戸の中から現れる泥のお化け・・・。
どれも恐くて気持ち悪くて、でも惹き付けられる!

しかし、虫を使うのは反則って気がするなー。
ウジャウジャ出てきたら、気持ち悪いに決まってるもん。

Grimm01兄マット・デイモンは今までずっと良さが分からなかったけど、今回初めて、なかなかいいじゃん、と思った。
夢見がちな弟にイラついて、同時に心配でしょうがない。
でも、弟ヒース・レジャーのほうが好みだな。
メガネかけてロマンチストでオタクっぽいという役柄のせいかしら。
モニカ・ベルッチは非のうちどころのない美女なので、「私がこの世でいちばん美しい」と言われたら、「はい、そのとおりでございます」と言うしかないよね。
しかし最期があっけなさすぎで、ちょっと物足りなかったような。
割れやすい鏡は、もっと大事にしまっておかなきゃ・・・。

撮影はチェコで行われたという。
チェコは映画のロケ誘致に熱心なようで、昔のヨーロッパが舞台の映画のとき調べてみると、チェコで撮影されていることがちょくちょくある。
村の少女たちも、名前を見たら、ほとんどチェコ人のようだ。
私はチェコのファンなので、見つけるとうれしくなる。

ブラザーズ・グリム
The Brothers Grimm

(2005年 アメリカ)
監督/テリー・ギリアム
出演/マット・デイモン(ウィル・グリム)
   ヒース・レジャー(ジェイコブ・グリム)
   モニカ・ベルッチ(鏡の女王)
   レナ・ヘディ(アンジェリカ)
   ジョナサン・プライス(ドゥラトンブ将軍)
   ピーター・ストーメア(カヴァルディ)
公式サイト

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