親切なクムジャさん
お気に入り度 ★★★★☆
こんな話
無実の罪で13年間服役したあと、出所してきたクムジャ。刑務所では、美しくやさしい笑顔と献身的な態度から、皆に“親切なクムジャさん”と慕われていた。クムジャはオーストラリアに養子に出されていた娘との再会を果たし、先に出所した仲間の協力を得て、自分を陥れた英語教師ペクへの復讐計画を実行する。
思ったこと
奇妙な味の観後感。
パク・チャヌク監督の“復讐三部作”の3作目にあたるわけだが、前作『オールド・ボーイ』みたいに度肝を抜かれるような疾走感はない。
淡々とした語りで、なんだかおとぎ話の世界のような雰囲気のなか、独特の価値観に律されたクムジャワールドが進んでいく。
正直、どうしてそんな自分をも傷つけるような復讐を?と思ってしまうのだけど(だってクムジャは本当に大事なもの=娘を取り戻せたのだから)。
凄惨なシーンがあっても、なんだか絵空事という感じが強くて、乾いたブラックユーモアを笑いながら楽しむという感じ。
ありえない、予想もつかない展開で、口がぽか〜んと開いてしまった。
でも血が飛び散ったり、誘拐された子供たちが泣き叫ぶ映像が入ったりするので、そもそもそういうのがダメな人は気分が悪くなるかも。
クムジャを演じるイ・ヨンエは1971年生まれということなので、撮影時は30代前半。
大人と若い娘の雰囲気が入り乱れる感じは、まさにこの年代ならでは。
正統派の美人さんで、韓国では“酸素のような女性”というキャッチフレーズがついているとか(酸素のような透明感・・・!?不思議なたとえだなー)。
がちがちの美人が淡々と復讐劇を行っていくからこその、妙なすごみが出ていた。
根っからの悪いやつ、ペク先生を演じたチェ・ミンシクは『オールド・ボーイ』の主演。
もう、両作とも、常軌を逸した怪演なので・・・今後ほかの映画に出ていても、フツーの目で見ることができないかも・・・。
そのほか、刑務所に君臨していてクムジャさんに成敗された“魔女”、「顔が光り輝く女性がいる」と例えられていると思ったら本当に光り輝く演出、オーストラリアのヘンな義父母など、細かい見どころもたくさん。
ゾゾッとしたけど、美しいシーン。
1.雪の平原のなか、人面犬を引きずって歩く。
2.石造りの暗い道で、暴漢に銃を構えながら近づく。
思わず吹き出して笑ってしまったシーン。
1.「クンシクはバカなのかもしれない」クムジャは思った。
2.クンシクが「どうぞ」と身体を差し出した。
3.チェ刑事が遺族にお茶を配っている。
4.チェ刑事が刃物の使い方を指導している。
親切なクムジャさん
Sympathy for Lady Vengeance
(2005年 韓国)
監督/パク・チャヌク
出演/イ・ヨンエ(クムジャ)
チェ・ミンシク(ペク)
オ・ダルス(チャン)
キム・シフ(クンシク)
キム・ビョンオク(伝道師)
ナム・イル(チェ刑事)
公式サイト
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コメント
こんにちは☆TB失礼します。
ちょっと内容を説明不足?私がくみ取れない?ような気がして、なんとなく感情移入のしにくい作品でした。でもチェ・ミンシクの怪演と、復讐を決めた遺族の整列とか相変わらず映像がユニークでしたね!
投稿: ももも | 2007/07/04 14:41
もももさん、こんにちは!
いつもどーもです。
確かに感情移入は難しそうな話かも・・・。
本当にユニークなシーンが多いですよね!
私が観たのはけっこう前で、だいぶ内容忘れたような気がするので、そろそろもう1回観たいところですねー。
投稿: チヒルカ | 2007/07/05 03:02