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ラヴェンダーの咲く庭で

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

1936年、イギリスの小さな海辺の町。初老の姉妹ジャネットとアーシュラが静かに暮らしていたところに、嵐の海に運ばれて、若く美しい青年アンドレアが現れた。言葉の通じない彼を懸命に看病するうちに、妹のアーシュラのなかで甘酸っぱい感情が深まっていく。青年はヴァイオリン演奏に驚くべき才能を示した。

思ったこと

女性というのは、年齢を重ねるほどに、少女に戻っていくのか。
それとも、年齢は関係なく、ずっと少女の部分を持ち続けるのか。

ストーリー自体は「んん?」という感じだけど、名女優ふたりが見せる細やかな感情の揺れ、慎ましいけれど豊かな暮らしは、見ていて楽しいです。
磨かれたアンティーク家具、美しい庭の手入れ、柔らかな光に満たされたお茶の時間。
こんな穏やかな暮らしもいいわね・・・と、すっかり老女気分に。

それにしてもアンドレアは、都合のいい存在っていうか、少女マンガに出てくる王子さまだね。
チャーミングで、優しくて、才能にあふれてて、出自は謎めいている(そしてちょっと鈍感)。
これって、恋を知らないっぽいアーシュラにとっての、理想の人として描かれているのかな?
アーシュラが見せた喜びやとまどいは、本当の少女であったなら単にかわいらしいだけのものなのに、老齢というだけで恥ずかしく、抑えなくてはならないものになる。
老女側に感情移入してくると、若く美しい隣人オルガの自信あふれる感じが憎く思えてきますな。

老姉妹がどんなに頑張っても、アンドレアがどんなにいい青年でも、このままの状態が続くことはあり得ない。
今までの穏やかな生活に不満はなかったはずなのに、姉妹が最後に見せる背中の寂しさは、やはり老女ふたり暮らしの“行き止まり感”だろうか。

ところで、ラヴェンダーって、出てきたっけ?
(あまり覚えがない・・・)

ラヴェンダーの咲く庭で
Ladies in Lavender

(2004年 イギリス)
監督・脚本/チャールズ・ダンス
出演/ジュディ・デンチ(アーシュラ)
   マギー・スミス(ジャネット)
   ダニエル・ブリュール(アンドレア)
   ナターシャ・マケルホーン(オルガ)
   ミリアム・マーゴリーズ(ドルカス)
公式サイト

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